子宮頸がんワクチン事件


斎藤貴男「子宮頸がんワクチン事件」(集英社、1400円+税)

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-7976-7263-3&mode=1

『重い副反応が出たとして、論争を巻き起こしている子宮頸がんワクチン。その真相究明に向け、多くの医師、被害者、関係者らを取材。世界中で展開されているワクチン・ビジネスの深層にも迫る。』

このノンフィクション、今日、発売ですって。

読んでみよう。


私は、予防接種とかワクチンとかいうものは、物心ついて以後、なるべく受けないようにして来た。

接種が避けられないものもあるが、たとえば、インフルエンザの予防接種などというものは、小学校の高学年から受けたことがないが、風邪はひいてもインフルエンザにかかった記憶はないので、とくに問題もない。基本的に、自分のからだを信用している。

職業や生活環境によっては、予防接種を受けるようにいわれるむきもあると聞くが、幸いに私の場合は、そんなこともなく済んでいる。

私の子ども時分には、学校で予防接種が行われていて、小学校では申し込むのが当たり前の風潮に仕方なく申し込んだが、当日になって、微熱があるとか、頭痛がするとかいうと、注射を回避出来た。高学年になると、そんな知恵がつくものである。

中学校では、申し込み用紙を書かなかった。予防接種のときには、教室に残っている生徒が少なくとも3、4人はいたので、なんだ、しないヤツはしないんだな、と分かった。

高校では、予防接種を申し込むのは、クラスの3分の2くらいだった。

成人して以降は、一時期、薬の副作用に苦しめられたことも手伝って、ますます、予防接種には懐疑的である。

猫のワクチン接種に関しても、危険が大きいと、じつは思っている。3種混合ワクチンの注射の後に体調を崩し、いったんは回復傾向だったが、ふたたび不調に陥り、結局、死んでしまった飼い猫もいて、猫の予防接種にも不安はつきまとう。
とはいえ、予防接種をしていないと預からないという動物病院やペットホテルは多いし、とくに4年前の地震以後は、いざというときのことを思えば、飼い猫にワクチン接種をしないという選択肢はないので、季節や天候を見て、体調のよいときに行なうしかないのが現状である。