真実


文藝春秋の今月の新刊、

梶芽衣子「真実」(1350円+税)

http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908090

昨年、70歳を迎えた女優・梶芽衣子の自叙伝。

オール讀物」2017年4月号から9月号、11月号に掲載したものに、加筆修正、とある。

読みどころのひとつは、映画「鬼龍院花子の生涯」についての箇所。私は、件の本(日下部五朗「シネマの極道 映画プロデューサー一代」)を以前に読んでいたので、あれはそのプロデューサーが自身に都合のいいように説明したものだったんだな、と。


で、この手の本で気になる、じっさいの執筆者はだれか、ですが、『構成 清水まり』と表紙カバーからクレジットされていて、巻末には、構成者のプロフィールも載せている。歌舞伎関連の本や、インタビュー等でよく見る名前ですね。