明治座で「細雪」


6月6日(金)と、15日(日)に、明治座で「細雪」を見た。

6日は、夜の部で午後4時開演。15日は、昼の部で午前11時開演。

劇場内に掲出の上演時間は、30分の幕間が2回あって、トータルで、3時間35分。

今回公演に出演の子役については、すでに書いた通り。
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20140603/p2

公演プログラムは、1000円。


6日の悦子役は、朝日麻衣ちゃんで、プロフィール写真で見ていた印象よりも、お目々がぱっちりして大きいし、お芝居も上手で、かわいい悦ちゃんだった。

6日は、開演前に、最後の1個だった和風サンドが買えたので、うれしいこと限りなし。明治座の弁当売場って、サンドイッチが売り切れるのが早過ぎ。ミックスサンドと和風サンドでは、ミックスサンドのほうが先になくなるので、和風サンドにはけっこうありつけるのだけれど・・・とにかく、もっとたくさん売るべきだと思う。明治座としては、値段の高い弁当のほうを売りたいのかも知れないけど。

15日は、キャストスケジュールを読んで、久保田真琴ちゃんをねらってチケットを買った。きっとみんなテレビで、サッカーのワールドカップを見ているのだろうという時間に、こちらは「細雪」。何をやっているのかと思いそうになったが、久保田真琴ちゃんの出演回を無事に引き当てたので、よかったよかった。悦子役は衣裳もかわいいから、出演シーンのすべてが見どころである。

悦子ちゃんは、ふたりとも、髪を左で分けているね。


この、舞台「細雪」の脚本は、長女・鶴子の一家が上本町の家を仕舞って東京へ行くまでの間に姉妹たちのエピソードを詰め込んで、旧幕時代からの老舗の幕引きとドラマの結末を重ねる構成になっているのだけれど、原作の小説だと、鶴子の一家が東京へ行ってからが長いのだよね。原作には、幸子の娘の悦子が舞台の何倍もたくさん出て来て、悦子がらみのエピソードも多い。また、舞台では、鶴子の子どもが男の子のふたりだけだが、原作では、鶴子はもっと子だくさんである。

それにしても、この舞台は、迫り来る戦争の足音がドラマの薬味として効いていて、見るたびにその不穏さが重く響く。