東宝ミュージカルアカデミー第3期生卒業公演「レ・ミゼラブル」の子役
東宝ミュージカルアカデミー第3期生卒業公演「レ・ミゼラブル」に出演の子役(ダブルキャスト)は、
リトル・コゼット: 麻植みちる
リトル・エポニーヌ: 鈴木アリサ
※上記は、私が観劇した3月21日(土)の配役。22日(日)は、ふたりが役替わりする。
プログラムには、『子役出演協力 東宝芸能(株)』とあるので、麻植みちるちゃんと鈴木アリサちゃんは、東宝ジュニアからの出演ということでしょうか…
一昨年(第1期生)、昨年(第2期生)の同卒業公演の子役は、過去ログでもピックアップしたように、
→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080712/p2
本興行でリトル・コゼットを演じた子を起用し、同じ所属先(当時)からリトル・エポニーヌが出ていたみたいですが、今年はちがいますね。
ガブローシュを演ったのは、21日は、平田愛咲さんという17歳のひと。
→http://ameblo.jp/kitty-no-pink-ribon
ロビー表示の上演時間は、一幕90分、休憩25分、二幕65分。
会場の世田谷パブリックシアター、1階客席は、F列からで、A〜E列はオーケストラピットになっていた。
雑感は、また後日に稿を改めてとしたいが・・・(いまの私は、本興行より、こちらに感動!)
回り舞台がないことによる演出のちがいや、舞台の使い方が、見ていて興味深いと同時に、とても新鮮でおもしろかった。ファンテーヌの死からテナルディエの宿屋への転換の仕方や、子役のシーン、バルジャンとコゼットの出会い〜取引〜ベガーへの運び。二幕だと、ガブローシュの見せ場、砦が落ちてからジャベールの自殺までの驚きの演出、セットの使い方。これら、この卒業公演ならではのシーンに引きつけられた。マリウス、アンジョルラス、グランテールのトライアングル以外は、学生役を女性キャストが演じているので、シーンによっては、ちょっと少女歌劇ふうな味わいが生まれるなど、独特の魅力も感じた。
「レ・ミゼラブル」というミュージカルのすばらしさと作品の持つ懐の深さを、改めて思わされる。