「レ・ミゼラブル」初日 (帝劇)


4月17日(金)は、帝国劇場で、

レ・ミゼラブル

を観劇。

この日、初日。(公演日程によれば、初日の前に、プレビュー公演が4ステージ上演されている)

午後5時開演。カーテンコールは繰り返されたが、出演者からのあいさつなどはなかった。初日の終演は、8時12分ぐらい。

公演プログラム、2000円。


プロローグで、リトル・コゼット(初日は、新井夢乃)役の子とリトル・エポニーヌ(上山りのん)役の子が、農婦(マダム・テナルディエ役の女優が演じる)の子どもで出演するところで、今回は、女の子のひとりの子が転ぶ。転んで膝を擦りむいた子を、パルジャンが立たせようとする、というちょっとした絡みがある。

パリのシーンで、リトル・エポニーヌの子が演じていたアゼルマの役は、今回もある。

ガブローシュ(與名本睦)が、かなり硬派な少年になっている印象。2013年の新演出初演では、その前の公演でもガブローシュを演じた子がふたり、続けて出演していたこともあって、演出や歌詞の変更点や、プロローグに別の役での出演があるなど、オリジナル演出とのちがいばかりが目についたが、今回は、ガブローシュのイメージそのものを以前とは少し変えていると思った。パリの場の、最初の出では、ひとり飛び越えて出て来た。

第一幕の最後「ワン・デイ・モア」で、肩車されたガブローシュは、旗を持っていたが、前回の新演出版初演のときには持ってなかったよね? 第二幕のはじめで、ジャベールを疑ったガブローシュがジャベールを尾行して行って、その後、スパイであることを暴くシーンにつなげるのは、新演出版初演のときと同じ。

ガブローシュの死では、與名本睦くんのガブローシュは、目を開けたまま死んでいた。撃たれて、倒れたガブローシュをアンジョルラスが抱きとめて、グランテールに受け渡されるが、その間、目を開けたままだった。その後、砦が落ちて、ガブローシュの遺体がリアカーに乗せられたときも、目を開けていた。

エポニーヌが運ばれて行ったあと、落ちていた赤い帽子をガブローシュが拾って、マリウスに渡すシーンが、よかったな。

初日に出るにふさわしい子役だった。蛇足だが、カフェソングでは、ガブローシュがランプの灯を消すのに、ちょっと手間取った様子。


今回公演のガブローシュ役は、3人とも小学6年生。

公演プログラムのプロフィールには、與名本睦くんだけ、11歳とあって学年が書かれていませんが、早生まれ(1月27日)の6年生ですね。
http://ameblo.jp/dreamxmusical/entry-11818891634.html