劇団ひまわりミュージカル「銀河鉄道の夜」ベガ公演 初日


8月14日(木)に、シアター代官山で、

劇団ひまわりミュージカル銀河鉄道の夜」ベガ公演
(脚本・演出:中島透、作曲・指揮:西村友、振付:港ゆりか)

を観劇。

19時開演。この日、初日。

アナウンスされた上演時間は、1時間45分。(ただし、14日の終演は、20時48分ぐらいだった) 途中休憩、なし。

公演プログラム、700円。

客席は、C列が最前列になっていた。


原作の「銀河鉄道の夜」を、分かりやすく舞台化して、楽曲も上質なミュージカルで、とても楽しめた。女の子が男の子役を演じるのが、予想以上に、いい感じだ。

銀河鉄道の夜」は、細かく読み込む目的ならともかく、ただお話として読むと、必ずしも面白くない。それを、うたやダンスによって、エピソードのひとつひとつを立体化して、分かりやすく見せてくれる。今回、このミュージカルを見て、原作の字面を読んでもイメージし難かったことのいくつかが、はじめて、こういうことなのかと、目に見えた思いがした。

原作のエピソードのほとんどが順序どおりに展開して行きながら、原作を読む以上に、原作の世界を体感出来る。とくに、船が沈むシーンは、見ごたえがある。


舞台上、下手奥での生演奏も、効果的だ。

劇中、あの車室から鳥捕りがいなくなって入れ替わるようにカオルとタダシと家庭教師が乗って来るのだが、どこから出入りしていたのだろう(仕掛けは単純なのかな?)。


14日のメイン3役は、『ジョバンニ:熊本野映 カムパネルラ:石川由依 カオル:宮原理子』だったが、ジョバンニとカムパネルラの配役を逆で見てみたいな。(とはいえ、予定は詰まっていて、再見は困難に近い状況だ…
※19日に観劇。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080825/p1)


鈴木愛吏ちゃんて子が、かわいいね!


入場の際に配布されたチラシによれば、「銀河鉄道の夜」ベガ公演はDVD化が決まっていて、8月21、22日の公演を収録。税込・各公演とも4000円、とあるから、3つの配役パターンとも発売する。

また、舞台写真のなかから、好みの写真をセレクト出来る16ページのオリジナルフォトブック(2200円税込)を販売。

いずれも、9月1日から公式サイトで案内があるとのことだ。