「演歌の女王」第一幕

1月13日にはじまった、日本テレビのドラマ「演歌の女王」の第1回(というか、第一幕)を見たのだけれど、

福田麻由子ちゃんの役は、主人公にとって、少女時代の自分自身だから、つまり、ミュージカル「モーツァルト!」におけるアマデと同じポジションなのだが・・・。
第1回を見た限りでは、演歌歌手としての部分よりも主人公をとりまく人間関係のドタバタのほうに比重があるせいか、期待に反してドラマは面白くない。

子ども時代は天才演歌少女ともてはやされたが、いまは落ちぶれていて、彼女の心のなかには、天才といわれた少女時代のもうひとりの自分が常に棲んでいて、いい年の大人の女になった現実の自分と、天才少女時代の自分との間で葛藤を抱えながら、ミリオンセラーを目指して奮闘する、というバックステージものに徹したつくりにすればいいのに。高畑淳子さんが、娘に干渉するステージママの役(つまり、レオポルトのポジション)を演ればぴったりだと思うのにな。「モーツァルト!」のパロディにすばいいじゃん(しないだろうけど(笑))。

だけど、福田麻由子ちゃんの衣裳は、13歳という設定にしては、小学生みたいだった。