「熟年離婚」と「理想の生活」



放送中の「熟年離婚」(渡哲也主演、テレビ朝日)と、昨日で終わってしまったけれど「理想の生活」(堺正章主演、NHK総合)は、ともに定年退職後の主人公とその妻のすれちがいや距離感がえがかれたドラマで、どちらも面白く見た(見ている)。



熟年離婚」はシリアスで「理想の生活」はコミカルだとか、前者は家族の問題にテーマが絞られていて、後者は地域社会までが舞台になっていた、というちがいはあったが、どちらのドラマも、主人公が血のつながらない孫(になるだろう男の子)に慕われるという共通項があるのが、興味深い。





それにしても、「熟年離婚」は身につまされるドラマだ。

会社で働くということの虚しさを思わずにはいられない。