嵐が丘 (赤坂ACTシアター)


昨日、7月12日(火)は、赤坂ACTシアター

ミュージカル「嵐が丘
(演出:西川信廣、脚本:飯島早苗、音楽:倉本裕基)

を見た。

出演の子役は、↓のエントリーのとおり。
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20110709/p1


わざと2日目をねらって出かけた。行く前に、ブログを検索してみたところ、初日は松田亜美ちゃんだったらしいから、わくわくだろうな、思ったのだったが、劇場に着いたら、

ヒースクリフ(少年時代) 松田亜美

だった。

※ロビー表示では、役名は「ヒースクリフ(子供時代)」になっている。

ということは、湧久ちゃんが出るのは3日目なのか…

まさか、安倍なつみ&松田亜美、平野綾&坂口湧久で組んでたりはしないよね?とりあえず、次は、キャサリン平野綾のほうにしてみよう。


公演プログラム、1800円。

ロビーではリピーターチケットとして、S席(11000円)を9000円で販売。

12日は、午後2時開演で、終演は、4時30分頃。

場内掲示の上演時間は、1幕65分、休憩20分、2幕60分。


12日の客席は、2階席は、A席スペースとB席スペースを合わせても、2割も入っていなかったが、1階席はずい分入っていて、かなり埋まっていた。私は2階の安い席で、後ろにも隣にもだれもいない状況だったので、子役の出演シーンが終わったあとは、カーテンコールまで思いっきりリラックスして見ていられて、とっても楽々でうれしかった。

それに、この舞台は道具や装置を補って照明の果たす役割りが大きいのが、上から見ているとよく分かって、おもしろい。最近は、こういった、上から見ることで、照明の効果や意味が分かるという舞台が多いという印象。

ヒースクリフ(河村隆一)の復讐譚としても恋愛ドラマの終わり方としても、なんだか中途半端。それぞれの次の世代まではえがかないのだから、ヒースクリフとキャサリン(安倍なつみ)のすれちがい、誤解から生まれる悲劇として、この舞台版なりのもっとドラマティックな結末を創っちゃうことは出来なかったのか。

語り手でもあるネリー(杜けあき)が、舞台の上の世界を支える役どころで、それらしい雰囲気があってすばらしいのひと言。

ヒースクリフ、キャサリンエドガー(山崎育三郎)の歌い手たちと伍すイザベラ(荘田由紀)の演技面での上手さは、さすがに布引けいだと思わせる。


カーテンコールの順番は、こうだった。

男性アンサンブル
 ↓
女性アンサンブル+子役ヒースクリフ
 ↓
杜けあき
 ↓
上條恒彦
 ↓
荘田由紀&岩崎大
 ↓
山崎育三郎
 ↓
安倍なつみ
 ↓
河村隆一

子役ヒースクリフのカーテンコール(前列)での立ち位置は、上手側の4番。

(坂口湧久くんが出演のときは、子役ヒースクリフは男性 or 女性アンサンブルのどちらといっしょに出て来るのかな。※[補記] 松田亜美ちゃんのときと同じ)

カーテンコールの見どころのひとつは、正体を現すオーケストラ。オーケストラが姿を見せる仕掛けが楽しい。