「鰯賣戀曳網」の禿

1月2日放送の、

「こいつぁ春から」(NHK Eテレ)

歌舞伎座から生中継された、壽 初春大歌舞伎 夜の部の

「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」

を見ていたら、(今回は中村屋の御曹司が交互出演している)禿が猿源氏に突き飛ばされても、後ろにでんぐり返しをしなかったことに、びっくり。

「鰯賣戀曳網」の禿って、酒を注ごうとして猿源氏に突き飛ばされると、後ろへ一回でんぐり返って、すぐに直ると、乱れた髪を整える、っていうのがお約束の演出なのだと思っていた。

だって、前に、鶴松さんが子役のときにやっていたから、そういうやり方なのかと思い込んで、「鰯賣戀曳網」の禿はすごくハイレベルな禿だなと思ったのだったが、あれは決まりって訳ではなくて、出来る子役にはやらせるが、出来ないならしないでもいいってことなのか・・・・