音声館創作ミュージカル「二月堂良弁杉」
今月のはじめ(9月2日付)に、朝日新聞(の奈良版)に、奈良市音声館による市民ミュージカル「二月堂良弁杉」が、11月に100回目の公演を行なうとの記事が出ていた。
http://digital.asahi.com/articles/ASH8B3RD1H8BPOMB005.html
記事によれば・・・
『民話や童歌を後世に伝えようと、奈良市音声館(おんじょうかん)が創作。当時館長だった荒井敦子さんが作詞、作曲を手がけた。舞踊や劇などを手がける「集団“四月の会”」(大阪市)の代表、高木宏さん(82)が演出、作詞を担った。』
『京都市の内河大造(だいぞう)さん(49)は20年、主役の良弁僧正を演じてきた。祇園のそば屋の3代目だった。父と祖父が相次いで亡くなり、大学を中退して母や祖母とともにそば屋を継いだ。しかし、「刺激が欲しくて」東映に入社。俳優を志したが、大きな役には恵まれなかった。
27歳で東映を辞めた時、奈良の市民ミュージカルの出演者募集、という新聞記事が目に入った。「アイデンティティーを追求したくて」応募し、合格。演じるたびに拍手を浴びた。公演後にお礼を述べようとしても、拍手が鳴りやまず、しゃべれないことが何度もあった。「これから30年、40年と演じていくかもしれません」』
「良弁杉由来」という歌舞伎の演目にもなっているあのお話をミュージカルにしたものでしょうね。
市民ミュージカル「二月堂良弁杉」は、1995年に「トリエンナーレ奈良1995」の関連行事として上演されたものが好評を得て、その後、奈良市外や県外でも上演を重ね、20年がかりで、この秋に、100回を迎えるという。
出演の市民劇団・劇団「良弁杉」は、小学生から70代までが参加、ミュージカルの他に、「二月堂良弁杉」の紙芝居公演も行なっている模様。
奈良市音声館
http://onjokan.city.nara.nara.jp/index.html
♪第100回記念ならまち公演♪ 音声館創作ミュージカル「二月堂良弁杉」
11月22日(日)午後2時開演、ならまちセンター市民ホール(奈良市東寺林町)
チケットは、中学生以上1000円、5歳〜小学生500円