JOY Kids' Theater「ハイスクールミュージカル2」(渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール)


7月に、JOY Kids' Theater を、はじめて見に行った。

DISNEY HIGH SCHOOL MUSICAL2 ON STAGE!

 過去ログのこれ(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20150628/p2)です。

7月25日(土)13時30分開演の回で、数分遅れて開演して、15時09分の終演だった。


JOY Kids' Theater というのは、ホームページを見ると、ミュージカルを教育に用いるということを謳っている団体で、海外の有名ミュージカルなどを子どもたちが演じるのだけれど、商業的な公演やエンタメではなく、あくまでも教育的な効果を目的としているらしく、出演者は一定の費用を負担して出演するようだ。

過去の演目に出演したなかには子役として商業公演の舞台に立った子もいるし、既成の子役やミュージカル経験者が出演したり、プロの俳優が共演することもあるようだが、今回の舞台を見た限りでは、全くのアマチュアの発表会といったものなので、(私のような)一般客やミュージカルファンが見て楽しめる舞台とはちがうものと思ったほうがよさそう。

著名作品の翻訳上演だけに、子どもが年齢不相応な役を演じることの不自然さも感じてしまった。関係者、あるいは身内目線で見ることが出来ないと、また見に行こうとは思えないかも。

いわゆる発表会でも、もっと観客が楽しめるようにつくるステージも最近は増えているけれど、これはとにかく出演者のための舞台ですね。

楽しみにしていたシャーペイは、セリフが不明瞭になることが多かっただけでなく、噛みまくり…。小学校中学年の子が、アメリカの金髪の女子高生役というのも無理があったし、そもそもが、役柄とのギャップを楽しむような趣旨の舞台でもないはずだし。

ケルシーは、トリプルキャストの3人とも楽器の演奏が出来る子が配役されていたのかな?

ミュージカルナンバーは、一部が英語詞だった(これも教育的プログラムということでだろうか)。


所見の回でいえば、会場(伝承ホール)の13列ぐらいまでが出演者、関係者用の座席になっていて、それより後ろを一般向けに出していたみたい。客層や座席の埋まり方もちがっていた。