ただいま、女優修業中! 夢をつかんだ少女


上條さなえ 作、岡本順 絵「ただいま女優修業中! 夢をつかんだ少女」(汐文社、1400円+税)

http://www.choubunsha.com/products/9784811384955.html


つい最近になって、この本のことを知って、購入。どうしていままで気がつかなかったのかと思うくらいに、いまさら知ったのである。

2008年8月に刊行されているから、4年前の夏に出た本。私が買った本の奥付を見ると、2刷なので、つまり増刷されている。

(本のタイトルは、表紙には「ただいま、女優修業中!」とあるが、扉や奥付は「ただいま女優修業中!」になっているので、このエントリーでは、念のため、後者も用いた)


NHK BSハイビジョンで、2007年4月4日に放送された、

わたしが子どもだったころ「児童文学作家 上條さなえ」

は、上條さなえさんが自身の子ども時代のことを書いた「10歳の放浪記」という本(いまは文庫になって出ている)をもとにした内容で、ドラマで上條さなえさんの子ども時代を演じたのが、大熊彩花さん。

その縁で、大熊彩花さんが子役を志してから初めてオーディションに受かってこの番組に出演するまでのことを、上條さなえさんが書いて、「ただいま、女優修業中! 夢をつかんだ少女」として刊行したもの。本のなかに、子役専門スクール・Nプロダクションとあるのは、NEWSエンターテインメント・スクールのことでしょう。

児童向けの本だが、「わたしが子どもだったころ 児童文学作家・上條さなえ」や、大熊彩花さんの出演作品を見ていれば、興味を持って読めるだろう。


私の記憶の範囲内で、時系列的にまとめると、以下のようになろう。

大熊彩花さんは、1995年6月10日生まれなので、「わたしが子どもだったころ 児童文学作家・上條さなえ」の放送時は、小学6年生。オーディション、撮影時は、5年生。

この本の発売時(2008年8月)は、中学1年生。2008年9月には、メイン子役のひとりとして出演した映画「コドモのコドモ」が公開された。2009年2月23日に「わたしが子どもだったころ 児童文学作家・上條さなえ」がNHK総合テレビで地上波放送(私が見たのはこのときの放送。今回「ただいま、女優修業中!」を読みながら再見した)。

2009年8月放送のNHK「少女たちの日記帳 ヒロシマ 昭和20年4月6日〜8月6日」に出演。ちなみに、この「少女たちの日記帳」は、「わたしが子どもだったころ 児童文学作家・上條さなえ」と同じディレクター。


大熊彩花さんの名前は、「おおくまさやか」というのですね。

このエントリーを書くのに、「コドモとコドモ」の公式サイト(http://www.nhk.or.jp/kodomodattakoro/)を久しぶりに見た。