細雪(帝国劇場) その7


すでにツアー公演も終わり、来年の御園座での上演が発表されていて、もはや時季外れなこの観劇雑感ですが、見た回数分書くつもりでなかみを小分けにしてあるので(笑)、とにかく書かないと終わらない…。


10月22日(土)は、

帝劇開場100周年記念公演「細雪
(原作:谷崎潤一郎、脚本:菊田一夫、潤色:堀越真、演出:水谷幹夫)

を観劇。

12時開演。

今回の帝劇公演の千穐楽

悦子役は、小島一華ちゃんの出演。

第一幕第二場(芦屋分家)で、悦子嬢さんと啓坊と板倉が上手にいるところ。小島一華ちゃんの悦子が、啓坊の持ったカメラの前でポーズをとっていた!が、それって、いつからやってたの?千秋楽だったから?(前回の観劇時は、まだ普通に立っていたし、前日に見た斉藤春貴ちゃんもポーズをとったりはしていなかった)
帝劇のあとのツアー公演では、どうやっていたのだろう。


この日の帝劇千秋楽は、B席で見ていたのだけれど、座席を移動するお客さんが何人もいて、係のひとがチェックに来たりと、けっこう面白かった。とはいえ、私は、公演当日まで空席状況を確認しつつ、わざと空いているほうの席を買ったのに、うわぁ、いないはずの席に勝手に移動して来るなんて、反則!(笑)

そこそこ空席があったから、同じ席種で同じ列か後方へなら、理由を確認した上で座席の移動を認めていた。ちなみに、私のすぐ近くに移って来たふたりのお客さんが述べた理由は、中のほうの席だと地震が来たとき逃げられなくて怖い、空いているなら出入りしやすい座席に移りたい。もうひと方は、足もとが窮屈で苦しいといって、最後列の補助席に移っていた。

他にも移動しているお客さんがいたが、休憩中に、2階B席から同A席エリアへ移動していたひとは、さすがにもとの座席へ戻されていた。

空席がある公演で、しかるべき理由があれば、配慮してくれるということかな。空席のある場合で、もし、舞台が見えないとか座席環境に我慢がならないときは、ダメでもともとのつもりで、係員にいってみるのもよいかも。

私自身は、もう、ずい分と前のことになるが、帝劇で、高校生の団体さんがずーとしゃべっていてうるさかったので、1幕の途中で席を立ってロビーのモニターを見たりしていたら、休憩時間に、空席はないが補助席(いわゆる1階中列)でよければと案内してくれたので、2幕はそこで見た、という経験がある。

帝劇は、けっこう親切である。この点、劇団四季の劇場は、融通がきかないよね。


さて、東宝の「細雪」は、来年4月の御園座公演のチラシに、上演回数1395回、とあるから、御園座での5ステージ目が1400回となる模様。

過去のキャストをながめると、南野陽子の「きあんちゃん」が見てみたかったな、と思う(上演記録を見ると、名古屋でいちどあった)。

東宝のサイトの資料より、「細雪」配役表。(ただし主演の4姉妹のみ)
http://www.toho.co.jp/4less/cgi-bin/cs4view_obj.php/library_drama/21/

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