細雪(帝国劇場) 初日


10月5日(水)は、

帝劇開場100周年記念公演「細雪
(原作:谷崎潤一郎、脚本:菊田一夫、潤色:堀越真、演出:水谷幹夫)

を観劇。

午後1時開演。

公演プログラム、1000円。

ロビーに掲示されていた上演時間は、3時間15分。
「第一幕 50分、休憩 25分、第二幕 1時間10分、休憩 10分、第三幕 40分」


出演の子役(3役ともダブルキャスト)は、



悦子(次女・幸子の娘): 斉藤春貴・小島一華

輝雄(長女・鶴子の長男): 柴入拓矢・小嶋一星

秀雄(長女・鶴子の次男): 大西由馬・小泉雄詩


輝雄役の小嶋一星くんは、2008年6月の帝劇公演には、次男の秀雄役で出演していた。同じ公演のもうひとりの秀雄役だった中島光熙くんは、2010年1月の明治座公演で輝雄役になっていたから、2008年6月公演の秀雄役ふたりは、どちらも後の公演で兄役になって再登板したことになる。


斉藤春貴ちゃんの悦子は、衣裳が似合ってかわいいし、声がよくて、とっても上手。初日からすばらしいとしかいいようがない。


2008年6月の帝劇公演から一新された4姉妹キャストのうち、長女・鶴子(高橋惠子)と次女・幸子(賀来千香子)は今回の公演でも続投していて、四女・妙子(中越典子)はいちど抜けたが再登場。三女・雪子(水野真紀)は今回が初役、という布陣。

雪子は、以前の紺野美沙子檀れいほどおっとりした感じを強調してはおらず、むしろ、最初から秘めた強さをにじませるような印象。シーンによっては不機嫌にも見えてしまうが、聞こえた大店のお嬢さんなのだから、それもまたそういうものか。

戸祭吾助(大石剛)は、以前とイメージが変わって新鮮な配役。

妙子の個展の場での受付嬢(平田愛咲)が、いろいろ芝居をしていて面白い。ミュージカル界のホープ(?)が「細雪」の女中役とは、いささか意外なキャスティングでもある。

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