谷桃子バレエ団研究所 第50回生徒発表会


谷桃子バレエ団研究所 第50回生徒発表会


50回記念の発表会の2日目が、「くるみ割り人形」(全幕)だというので、見に行った。

会場は、めぐろパーシモンホール 大ホール。

8月10日(火)午後6時開演。

上演時間は、一幕50分、休憩15分、二幕55分。

プログラムは、500円。両日(8/9各クラスによる小品集、8/10「くるみ割り人形」全幕)共通。

くるみ割り人形」(全幕)は、10年ごとの、研究所の記念公演として上演しているとのこと。


配役の一部を引くと、

クララ: 太田弓恵
くるみ割り人形の王子: 三木雄馬
金平糖の女王: 渡辺弥咲
雪の女王: 穴井宏実
雪の王: 岸田隆輔
フリッツ:平尾玲実
市会議長(クララの父): 川島春生
その妻(クララの母): 尾本安代
ドロッセルマイヤー: 樫野隆幸
ねずみの王様: 岩上純


生徒では、男子の出演者がいないので、男の子の役を女の子が演じる配役。クララは子役ではないので(高校生)、一幕二場では、クララと王子のアダージオになるのかと思っていたら、クララと王子は踊らず、雪の女王と雪の王のアダージオに。

ディヴェルティスマンは、スペイン、アラビア、中国、トレパック、キャンディケーキ、芦笛の順で、つまり、ジゴーニュおばさんとあし笛の順番を入れ替えてあった。長身のふたり(島田里奈、廣田真彩)による芦笛の踊りに、不思議なインパクトと余韻があった。

クララの家の客間の時計の針は、パーティーがはじまるのが8時、お開きになるのが11時。翌朝、クララが乳母に起こされて目を醒ますのが6時。

全体に、けれん味のないオーソドックスな「くるみ割り人形」で、発表会らしいといえば、それらしい。谷桃子バレエ団団員の出演ありで、なかでも、三木雄馬王子が見られたのは、収穫だった。


なお、プログラム掲載の情報によれば、12月に千葉県野田市で、谷桃子バレエ団の「くるみ割り人形」が上演される。

野田市制60周年記念事業
野田市の子ども達共演による
谷桃子バレエ団公演「くるみ割り人形」全2幕

12月23日(木・祝) 15時開演予定  野田市文化会館 大ホール

[追記] 野田公演の情報(続報)は、↓に。
  http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20101021/p2