高円宮殿下記念 ローザンヌ・ガラ 2010(青山劇場)


8月8日(日)に、青山劇場で

高円宮殿下記念 ローザンヌ・ガラ2010 (芸術監督:熊川哲也)

を見た。

東京では、前日の8月7日と合わせて2公演が行なわれて、8月8日は、午後3時開演。

ロビーに表示されていた上演時間は、

第1部 65分、休憩20分、第2部 60分。(観劇日の終演は、5時30分だった)

公演プログラム、1000円。


チラシには、佐々木万璃子さんの「2010年受賞者によるヴァリエーション」は、「ラ・バヤデール」よりヴァリエーション、とだけ記載されていたが、

当日は、第1部で、チラシのとおりに「ラ・バヤデール」よりヴァリエーション、さらに、第2部ではコンテンポラリーの「Traces」と、各部に出演があった。事前にチラシの情報しか得ていなかったから、これはうれしい誤算。

また、(オープニングを除く)全ての作品で、踊りのあとは、幕が下りてからダンサーがいちどカーテン前に出て来るというやり方をしていたので、これもお目当てのダンサーがいる観客には、うれしいことだった。

出演者のなかで、目に馴染みのダンサーといえばふたり(横関雄一郎、佐々木万璃子)だけで、その上、全体のプログラムのうち、コンテンポラリーが半分近くもある構成は私にはいささか退屈で、もし佐々木万璃子さんの出番が最初の1回だけだったら、その後がちょっと耐えられなかったかも知れない…。

ただ、佐々木万璃子さんに関していえば、コンテンポラリーが新鮮。踊りのあとのお辞儀が、クラシックのレヴェランスとちがって、どこかぎこちなくも見えて。

出演者全員が出てのカーテンコールでは、佐々木万璃子さんは前列の最上手だった。


公演プログラム掲載のプロフィールにも、『9月から英国ロイヤルバレエ学校に留学予定。』とあるので、この「ローザンヌ・ガラ2010」で、いったんは見納めになりましょうね。


佐々木万璃子ちゃんの出演したステージは、何回くらい見たかな、と数えてみたら、

2007年4月、バレエ シャンブルウエスト「フェアリーテイルズ」(新国立劇場中劇場)
2007年12月、バレエ シャンブルウエスト「くるみ割り人形」(いちょうホール)
2008年4月、バレエ シャンブルウエスト「コッペリア」全幕(いちょうホール)
2008年6月、第65回全国舞踊コンクール上位入賞者によるアンコール公演(めぐろパーシモンホール 大ホール)
2008年6月、バレエ シャンブルウエスト第56回定期公演「白鳥の湖」全幕(ゆうぽうとホール)
2008年10月、バレエ シャンブルウエスト第57回定期公演「くるみ割り人形」全幕(新国立劇場中劇場)
2009年12月、バレエ シャンブルウエスト第60回定期公演「くるみ割り人形」全幕(いちょうホール)
2010年5月、バレエ シャンブルウエスト第61回定期公演「シンデレラ」全幕(いちょうホール)

以上の公演で、ステージ数でいうと、11回。今回の「ローザンヌ・ガラ2010」を合わせると、12ステージ。こうして数えると、なんだか少ない。

留学後は、日本に帰って来るのかなぁ?海外のバレエ団に入っちゃうとかもあるのでしょうか?