「晩秋」を再見


11月23日(月・祝)に、明治座

「晩秋」(マキノノゾミ 作・演出)

を観劇。

「晩秋」を見るのは、初日(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20091104/p1)以来で、2度目。

12時開演で、終演は、午後4時2分ぐらい。


この舞台に出演の子役(昭和編)は、すでに書いたとおりで、
 →http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20091104/p1

11月23日は、初日とは別組の子役たちの出演。

ちょっと調べたら、昭和編・春彦役の原田海人くんは、3年生のようだ。


初日と、ステージ数を重ねた公演後半とを較べるのはアンフェアだけれど、この23日に出演していた子役たちの演技のほうが、私の好みには合っている。


第一幕最後の「幻想の将校クラブ」の場。森光子さんといっしょに迫りに乗って上がって来る米兵がふたりいるが、これは、武岡淳一さんと若杉宏二さんなのだね。(もうほとんど水戸黄門の助さん格さんみたいな感じである)

第三幕での森光子さんは、初日同様にセリフがあやしくて、セリフの半分ぐらいはアドリブっぽくなっていた印象。

戯曲(「せりふの時代」VOL.53に掲載)にある、(鳴海春彦が再婚する)婦長さんとの嫁姑のバトルがどうの、というセリフは、初日もしゃべっていなかったし、この日も「バトル」は口にしていなかったから、そもそものセリフから削られていたということか。


第二幕第三場の「診療所・診療室」は、子役が4人出るシーンだが、サト子はお手玉をして、三千代はあやとりをしていて、ふたりは並んで座って、ちがう遊びをしている。第三幕第一場「幻想の船着場」では、子役の春彦と武男が帽子をかぶっているが、それぞれの紅白帽の色をちがえてかぶっている(春彦が白、武男が赤)。

と、このあたりが、おもしろい。


サト子役の住川京香ちゃんは、三つ編みにした髪が似合っていてかわいいし、お芝居も上手い。カーテンコールでのたたずまいも、いい。住川京香ちゃんを舞台で見るのは、久しぶりで、座・東京みかん第一回公演以来。

その前というと、東宝の「三婆」の正子、2006年は「女殺油地獄」のお光、「ご存知!夢芝居一座」、2005年以前だと、歌舞伎座「盲目物語」などの歌舞伎公演。(そうか、帝劇の「ご存知!夢芝居一座」は大下夕華ちゃんといっしょに出ていて、三越劇場の「女殺油地獄」は下田澪夏ちゃんとの交互出演だった訳だ)


カーテンコールの子役は、上手端に男の子ふたり、下手端に女の子ふたりが並ぶ。


この日、「晩秋」を見て帰宅すると、7時半から、「歌謡チャリティーコンサート」(NHK総合)という番組をやっていて、星野真里さんが司会をしていた。一瞬、舞台が終わったあとに、歌謡番組に出ているのかと思ったが、そんなことはなくて、10月9日に札幌で収録したものだと。
 これ。→http://www.nhk.or.jp/sapporo/event/091009.html

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