晩秋(明治座) 初日


明治座11月公演

「晩秋」(マキノノゾミ 作・演出)

の初日を見た。

11月3日(火・祝)で、12時開演。

上演時間は、

第一幕 1時間10分
 休憩30分
第二幕 1時間5分
 休憩30分
第三幕 50分

(初日なのに、ほとんどタイムテーブルのとおりに、進行した)


公演プログラム、1000円。

出演の子役(昭和編)は、以下のよう。いずれもダブルキャスト



鳴海春彦: 太田力斗(ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー)・原田海人(劇団東俳)

武男: 森久保大河(宝映テレビプロダクション)・稲田京也(テアトルアカデミー)

サト子: 伊藤桃香(サンミュージックブレーン)・住川京香(劇団東俳)

三千代: 八塚穂乃花(ナッツプロダクション)・和田音緒(東宝芸能)


プログラムのクレジットからすると、和田音緒ちゃんという子は、東宝ジュニアでレッスンしているのですね。

初日は、太田力斗くんが出ていて、住川京香ちゃんは出ていなかったので、写真の並びの組分けなら、名前を先に書いた4人の出演だったと思われる。


この芝居は、「いま」から10年前の平成編と、(主人公が小学生だった)昭和34、5年の昭和編からなっていて、坂東三津五郎が主人公とその父親の二役を、馬渕英俚可が主人公の娘と母親(=森光子の若い頃)の二役を、主人公の恩師・八千草薫の若き日を星野真里が演じる。

じっさいに舞台を見てみると、この配役が、戯曲(「せりふの時代」VOL.53)を読んだときの印象以上に、面白く感じた。


森光子さんの出番は、第一幕最後の場「幻想の将校クラブ」でセンチメンタル・ジャーニーをうたうのと、芝居も終盤になっての第三幕後半。前者は、迫りを使っての登場。

終幕(病院の屋上)は、戯曲では『志津子、春彦の後からゆっくりと歩き出す。』で幕となるように書かれているが、ラストシーンでの森光子さんは歩き出さずに、屋上にたたずむ姿で幕を下ろす演出になっていて、出演シーンは少ないが、まさに主演並みの扱い。


初日の森光子さんはセリフの怪しいところもあって、端折ったのか、それとも上演に際して元の(雑誌掲載の)戯曲から削ったのかが、見ていてよく分からず。次回の観劇で、よく聴いてみよう。


カーテンコールは、(子役を含めて)オールキャスト。

スタッフクレジットに、『歌唱指導:山口正義』とあるが、「登美島小学校校歌」の指導をしたのかな(まさか、森光子さんの歌唱指導?!)。

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