「おしん 青春編」(御園座)を再見


8月17日(月)に、

おしん 青春編」
(橋田壽賀子 原作・脚本、石井ふく子 演出)

を観劇。

8月御園座の「おしん」は、7日の初日(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090808/p1)に見て以来。

17日は、昼・夜公演あって、11時開演の回は1列目から(といっても初日とちがって、特別席ではなくて1等席のブロック)。4時半の回は廉価の3等席(2階12列)を当日券で買って、第二幕までの観劇。夜の部も、最後まで見ても日帰りは可能だったので少し迷ったが、無理はしないことにして、安い席で当初の予定通りに。


初日とは別組なので、子役は・・・諸星すみれ(おしん)、神山未来(加賀屋加代)、倉地純平(男の子)、結城温斗(男の子)。


花道際の席で、花道で演技する子役おしんのセリフが間近に響いて、正面の座席とはまたちがった臨場感を楽しんだ。

諸星すみれちゃんのおしんは、お辞儀に味がある。あのお辞儀は、見る者の胸を衝つ。

舞台で降る、雪がすばらしい。さらさらと降る雪片に混じって、ときどきボタ雪が落ちて来るのがリアルで、雰囲気がある。

雪といえば、第一幕が終わったあとの休憩時間には、花道脇などに落ちた「雪」のお掃除をしに来るのね。


休憩中には、御園座の外に飾られている舞台写真を見物(外の、喫煙スペースになっているあたり)。ストーリーの進行順に20枚並んでいて、子役が写っているのは、11枚あった。舞台写真のおしんは佐々木麻緒ちゃんのが多く、でも、諸星すみれちゃんは「あ、い、う」のところと手習いのシーンとに大きく写っていた。

渡邉ひかるちゃんの加代が写っている舞台写真がひとつあって、あれが欲しい!と思った。


初日と同じように、小林綾子さんと諸星すみれちゃんのカーテンコールがあった。御園座では、毎回カーテンコールをやってるのだね。


夜の部は、2階席で上からの俯瞰で、舞台は遠いものの、安い座席からでも花道七三での演技が見える劇場なので、それなりに新鮮な視界。

双眼鏡を使って、第一幕最後の場(おしんの生家)で、納屋のはしごの下に置かれているハーモニカ(じっさいには落としていないが、作造にごしゃかれたときに落としたということでおしんが探して拾うことになる)を確認し、二幕では、おしんが加代の部屋から持ち出した本の表紙と、おしんと加代の手習い(どちらも今回は「かがや」とひらがな書き)の様子などをチェック。

大奥様のくににいわれておしんが声に出して読む「浦島太郎」の本は

 ましら
 うろた

と、表紙に書かれている。


ところで、第二幕で、大人の加代が家を出たあと、大人のおしんと加賀屋くにのシーンになって、舞台下手に隠しておいた荷物と靴が落ちて、くにが気付くというところがあるが、あれ、どういう仕掛けで落ちるのだろう。昼の部の席が下手の端のブロックだったから、気にかけて見ていたが、分からないなぁ…。

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http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090830/p1(「おしん 青春編」千穐楽)

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