「日本橋物語3 最愛のひと」の子役

11月の明治座、「日本橋物語3 最愛のひと」(3日〜26日)の子役は、以下のよう。各役ダブルキャスト
井原繁、津田家の子供たち…林葵子・守山玲愛
津田家の子供たち…南雲有紗・平本亜夢
津田家の子供たち…浦野光生・大陸虹けい
津田家の子供たち…小出幸果・永田優衣

※井原繁というのは三田佳子さんの弟役で、男の子役。津田家の子供たちというのは、三田さんと北大路欣也さんとの間の子どもたちの役。配役表記はないが、他に、幕前での戦後のシーンで、靴みがきやチョコレートを取り合う子どもの役がある。
子役の出番は、第二幕まで。

上演時間は、30分の休憩が2回あって、4時間弱。初日の、ロビー表示のタイムテーブルでは、4時間5分になっていたが、じっさいには、12時開演で、3時55分頃に終わった。
主役ふたりが花道を歩いて引っ込んで幕となり、カーテンコールはつかなかった。
劇中劇や、短いショーのシーンが織り込まれたりするが、総じて平板な展開で、見ていてちょっとしんどい芝居である。転換をつなぐ幕前芝居は、明治座ではいつものことながら、つまらな過ぎる(そのつなぎの芝居をセリフで茶化したりもしていたから、もしかして、作・演出氏もつまらないことは自覚した上の妥協の産物か?)
明治座って、震災、戦争、昭和32年と、3回も焼けているのだね。それが、前会長氏の経営になって以降今日まで発展して来た訳だから、経営手腕にプラスするものがあったということなのかな。
国政選挙に立とうとしたが、夫人の反対で思いとどまった、というエピソードは事実に基づくのかしら。

公演プログラム、1000円。

明治座の3階席に、転落防止用の柵みたいなのが設置されていた(6月に、3階席まで上がったときにはなかったから、今夏に、御園座で転落事故があった影響なのだろう)。