チケット余話



突如として、「お登勢」(芸術座)が見たくなった。



どうせ見るなら、千秋楽を、と思うのだが、その 2月28日は四月大歌舞伎のチケット発売日なので、「お登勢」に行ってしまうと、おそらく4月の勘三郎襲名 夜の部のチケットは取れないだろう。「籠釣瓶花街酔醒」が見たいだけなのだが、4月は、夜の部に「口上」もあり、團十郎海老蔵の「毛抜」まであるから、3月の比ではなさそうだし。



昨日(1/27)一般発売の勘三郎襲名三月大歌舞伎は、夜の部は大した苦心もなく取れたが、e+など外へ出している分は少なそうな感じだったから、4月はチケットWeb松竹で早い時点での決着になりそうな。



チケットといえば、今日(1/28)は、「アニー」(青山劇場)の発売日だった。

10時に、ちょっと電話をかけてみた。規制がかかっていたのは最初の1分くらいで、千秋楽でも楽々取れる状況だった。

かつては、「アニー」の千秋楽(青山劇場最終公演)のチケットは、分殺、秒殺の世界で、どうやって取るかと二段、三段に構えたものだが(先行販売で申し込めば大抵買えたのだが、千秋楽は後ろのほうの席になりやすいので 最終公演の先行販売を受け付けなくなったのは何年だったか、一般発売に挑むことになる)、それもいまはむかしの出来事か。

今年のアニーはいまいちかな、と思ってチケットを買い控えていると、いざ舞台ではすばらしくて、結局、千秋楽の日に3時間も当日券の列に並んだこともあった。…昼の部を見ているお客さんの手前、こっ恥ずかしいんだな、並んでいると(笑)。



近年の「アニー」については、観客サイドからは、演出家の交替をはじめいろいろと見方があるでしょうが、私は、男の子を出しちゃったのも分岐点だったのではないか、と思う。

「アニー」は、女の子の聖域、にしておけばよかったのに。





ま、そんなたわごとはともかくとして、

お登勢」の千秋楽を見に行きたいものだわいなァ。