生きたい 〜家族の命リレー・生体肝移植



22日(土)夜に、テレビ朝日で放送されたドラマ「生きたい〜家族の命リレー・生体肝移植」を見た。



森本更紗 嬢は、(いきなりお風呂に入っていたし!)浴衣をはじめ、いろんな服で登場して、とてもかわいかった(パジャマのそでが長くて、まるっきり手が隠れていたり)。



森本更紗ちゃんはもちろんだが、ドラマ自体もよく出来ていた。



何がよかったといって、「ドナーになる側の気持ち」をちゃんとえがいていたこと。

生体間の移植については、ドナー側のリスクや、手術後についての情報が少ないことは以前から指摘されていて、私も本で読んだことがあった。手術というのは、どんなに小さな手術でもリスクはあるし後遺症の可能性もある。

それでも、リスクや後遺症の不安よりも、命が助かり、病気が治るほうが大事だと思うから、手術に踏み切れるのであって、ドナーとして健康な身体に麻酔をし、摘出手術を受けることは、本人の身体にとってはリスクしかない訳で、(たとえ血縁者を救うにしても) 当然恐いし、術後の不安も大きいだろうな、と思う。



(個人的な体験だが)外科医にいわせると「手術のうちには入らない」程度の手術を受けたことがあるが、退院後、1か月余りは身体がだるかったり、微熱が出たりした。



ドラマでは、姉のドナーになることに不安を感じためらう妹役を中山忍さん演じていたが、その立場や気持ちを尊重した展開で、(もし、彼女が翻意してドナーになるという結末が用意されていたらいやだな、と思って見ていたので) 移植医療にたずさわる医師を主役にしつつも、登場人物の移植への思いに幅を持たせたことが、ドラマの後味をよくしていた。