大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜 (中野 ザ・ポケット)
研音主催舞台「大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜」
脚本:ニイボシアタル(TEAM DD)
演出:秦秀明(TEAM DD)
8月30日(水)の夜の部(18時開演。上演時間は、1時間50分休憩なし)を見たので、
配役を書いておくと、
不動大地:入江甚儀
不動月:市川知宏
不動空:竜星涼
不動草太:山本涼介
平山分隊長:津枝新平
お茶屋の女主人:肘井美佳
木下分隊長:森山栄治
子役
しょうこ:大森柚乃 なお:大森ゆら りえ:橋本伊月 ひとみ:中塚優穂 こうさく:遠藤紀彦 こうじ:遠藤優介
パンフレットの巻末の座談会を読むと、今回のこの舞台は、研音が主催する初の舞台公演、ということになるらしい。
女学生の4人のうちで、いちばんいい役は、大友花恋さんの麻樹。
終わり近くに、子役が出るシーンが少しあって、上記の6人が出演。子役といっても、けっこう大きい子たち。
大森柚乃さん、大森ゆらさんは、キャラバンワークスという事務所ですね。ホームページに掲載されているタレントは、このふたりだけ。
http://www.caravanworks.co.jp/
プロフィールを見ると、ふたりは、中学2年生と、小学6年生。
男子ふたりは、福岡のジョーカーエンターテイメントという事務所の所属のようだが、この事務所は、研音と同様に、(演出の)秦秀明氏が演技の講師をしている模様。
http://joker.company/entertainment-talent/
今回の出演はその関係で、ということでしょう。
「大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜」は、他のカンパニーでも上演されているけれど、特攻隊の青年のはなしなのだね。公演パンフレットによると、もともとはレッスン台本から生まれた作品だという。
特攻隊の若者たちと彼らを見守るお店のおばちゃんという図式は、エアースタジオが再演を重ねている「MOTHER マザー〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜」や、夜想会が上演している石原慎太郎原作の「俺は、君のためにこそ死ににいく」を連想するが、それらがどちらも実在の人物に基づくものであるのに対して、この「大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜」はそうではないようだ。
ただ、実在の人物をそのまま登場させるか否かはともかくとして、特攻隊の若者たちと彼らを見守り世話をする婦人、という構図をベースにしたお芝居は、ひとつのジャンルになっている感じもあるのかな?