若手舞踊公演SUGATA「続・新説西遊記」(KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ)


3月23日(木)は、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで、

若手舞踊公演SUGATA

「続・新説西遊記

作・演出・振付:藤間勘十郎、補綴:雨宮旋

を見た。

 過去ログのこの公演。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20170306/p4

劇場でチラシを入手したところ、子役のふたりも顔写真入りで載っていた。ので、帰りに、もう1枚チラシを取って来た。


座席は、自由席。

昨年と同じく、ぴあポイントでの招待券で観劇。昨年は、250ptだったのが、今年は、200ptだったが、今年のポイント招待は平日の2ステージのみだった。

13:00開演

会場に掲出されていた上演時間は、1時間40分+休憩15分+35分で、2時間30分。

序幕のあとに、鷹之資丈の口上がある。なかなか立派なものである。

劇中で食されるブタまんや、点心は株式会社江戸清の提供とのことだ。

本舞台と客席最前列の間には「蓮の池」がある。その池を使った演出があり、出演者が出たり入ったり、入れ替わったり、小道具も入れ替わったりするが、休憩中に池はなくなって舞台の一部になってしまう。

スモークが、もっくもくで、すごかったし、沙悟浄(玉太郎)に斃されたかに見えた(藤間宗家演じる)大敵が、蓮の池からよみがえって現れるところなどは、間近な席だと、その存在感が強烈!蓮の池から出て来る宗家、怖すぎ・・・

子役のふたりが、それぞれ沙悟浄猪八戒に戻るときも、蓮の池が使われた。

猪八戒(鷹之資)の夢のなかという設定だったが、この芝居にも鵺が出た。(藤間宗家は鵺がお好きなのかな? 先月の六本木歌舞伎「座頭市」でも鵺が登場していた)

弁慶になぞらえて、下手側の短い花道+階段通路を、孫悟空(梅丸)が六方での引っ込み。

浄瑠璃は女義太夫


子役のふたり、

娘アンアン実は沙悟浄:高澤花楓 (※「高」はハシゴダカ)
娘ミンミン実は猪八戒:島琴音

は、高澤花楓さんのほうが姉で、島琴音さんが妹という設定になっていた。

高澤花楓さんは、おでこを出していたからか、写真とはイメージがちがう感じも。昨年2月の三越劇場(おばこ)以来だから、舞台で見るのは、ほぼ1年ぶり。健気な娘が正体を現すところは、子役の見せ場のひとつ。


神奈川芸術劇場での観劇も3度目(いずれも、大スタジオ)で、好天なら、JR関内駅から歩いて行くのがいちばんいいと思った。・・・横浜スタジアムの試合終了と被ったりしたら大変だけど。