六本木歌舞伎「座頭市」(EX THEATER ROPPONGI)


2月4日(土)に、EXシアター六本木で、

六本木歌舞伎 第二弾

座頭市

脚本:リリー・フランキー
演出:三池崇史
監修・振付:藤間勘十郎

を見た。

この日、初日。

昼の部で、13時開演。(少し押しての開演で、カーテンコールが終わったのが、15時29分ぐらいだった)

開場が遅れたのか、それとも初日ゆえなのか、劇場に着くと、入場待ちのお客さんが劇場の外に長蛇の列。なかなか入れな〜い。

やっとなかに入ったら、プログラム販売にも列が出来ていて、そんなに長い列でもなかったのに、なんだかもたもたしていて、なかなか順番が来ない。

で、プログラム(筋書)は、1500円。そのスタッフクレジット等を見る限りでは、子母澤寛の書いたものや、かつての勝新太郎の映画を原作や原案とするような記載は、ない。

休憩(25分)をはさんでの二幕仕立て。おもしろいのは、さまざまな趣向を詰め込んだ第一幕。でも、幕開きに、あんな部屋着みたいな恰好(海老蔵ブログの写真でよく見かける)で登場して、バナナなんか食わなくてもよさそうだけど、毎回、バナナ食べているのかな?? 市(市川海老蔵)と薄霧太夫(寺島しのぶ)の濡れ場になりかけたところで、禿(市川福之助)が幕を引いて、第一幕が了。

休憩の途中から、役者陣が客席通路に現れて、第二幕は、名題役者の芸者3人の客席との掛け合いではじまる。

寺島しのぶは、「薄霧太夫実はトメ」と「盲目の娘・おすず」の二役。早替りで、二役を演じ分けるくだりもある。

敵役の用心棒・風賀清志郎(市川右團次)がエキセントリックなつくりでおもしろいが、なぜか正体は鵺。で、ふたりの対決の最後は、座頭市の鵺退治に?!


福太郎くんは、新造と芸者で出演。福之助くんは、禿(第二幕は丁稚なのかな)。福丸くんが丁稚。

カーテンコールでは、脚本と演出のふたりを舞台から呼んでいたが、なかなかふたりは来なくて、福之助くんが連れに行ったようだったが、それでも出て来ず。最後は、海老蔵丈が客席へ下りて、ふたりを連れて来て、舞台へ上げた。


公開舞台稽古(2月3日)の映像(Astage)




余談だが、今年になって、俳優座劇場、Zeppブルーシアター六本木、EXシアター六本木と、六本木での観劇だけで計5回。こういうことも、めずらしい・・・