「アニー」(あすなろ書房 刊)
本を買ったので、この(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20141123/p1)件の続き。
トーマス・ミーハン 著、三辺律子 訳「アニー」(あすなろ書房、1400円+税)
http://asunaro.bookmall.co.jp/search/info.php?isbn=9784751524794
この本は、ミュージカル「アニー」の脚本を書いたトーマス・ミーハンによるノベライズの翻訳で、訳者と出版社は異なっていても、以前に評論社から出ていたもの(1980年に出た本を1982年に翻訳出版)と同じ作品。
ただし、今回のこのあすなろ書房刊の「アニー」には、「おわりに」というあとがきが付いていて、トーマス・ミーハンが、マンガ「小さな孤児アニー」をもとにしながらも、全く新しくミュージカル「アニー」のストーリーを創ったことや、小説版の「アニー」を書いた経緯、ミュージカル台本とこの小説のちがい、などについて説明している。「おわりに」は、全6ページのあとがきながら、読んで損はない内容だ。
「おわりに」は、日付が、2013年5月27日になっている。本の著作権表記も合わせてみると、おそらく、昨年に、この小説版「アニー」が再刊されたかして、その本を翻訳したのが、今回の三辺律子 訳「アニー」なのでしょう。また、今回のあすなろ書房版には、扉に献辞がある。
三辺律子さんという方は、けっこう知られた翻訳家のようですね。