解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話


シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.7

趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」

作:オノマリコ
演出:稲葉賀恵

2015年2月26日(木)〜3月1日(日)、シアタートラム  全6ステージ

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2015/02/post_386.html

http://www.shukou.org/shukou/next-stage-tram.html(趣向)

出演: 清水葉月 藤井咲有里 稲継美保 深谷美歩 前東美菜子 朝比奈かず 増岡裕子 窪田優 上田桃子

全席指定 一般2800円 他に、高校生以下、U24など各種の割引もあり

チケットの一般発売は、2015年1月12日(月)〜


下記は、作者の言葉から。

『この戯曲は2008年から2009年に東京女子大学で実際に起こった出来事をモデルにしています。
2009年の春、私は新聞の記事で、自分が通った女子大の体育館が解体されることを知りました。当時大学の中に体育館は二つあり、そこは旧体育館と呼ばれていました。
そしてその記事で、体育館の解体を惜しんだ一人の学生が論文を書いたことも知りました。彼女はこの学校の中で旧体育館がどのように機能するべく設計されたか、そのような役割を果たしているのかを研究して、論文にしたそうです。修士論文の担当教授にも内緒で。必死に、旧体育館について書いたのだそうです。
これはとても美しい話だと私は思いました。とても美しい声の上げ方だと思いました。
彼女の行為によって、何故か、大学時代のふてくされていた自分が救われたようにも思えました。
そして戯曲を書きました。「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」。彼女と、私と、そして何百人といたあの学校の女子学生たちのお話です。』


なお、この、東京女子大学の旧体育館の解体をめぐっては、「東京女子大学レーモンド建築 東寮・体育館を活かす会」(会としてはすでに解散しているとのこと)のホームページに経緯等がまとめられている模様。
http://twcu-raymond.la.coocan.jp/