路地裏の優しい猫 (中野ザ・ポケット)

8月25日(土)に、「路地裏の優しい猫」(作・演出:森岡利行)を観劇。午後2時開演(終演は、4時10分)。公演プログラムは、1500円。


宮武美桜ちゃんのハルコのセーラー服が、あまりかわいくないなぁ。チラシの写真で着ていたセーラー服はかわいいのに、どうしてあれを衣裳で使わないのだろう。スカーフの色がどうだの、スカーフ留めがどうのということまでは書かないが、スカートのプリーツがあれでは、ちっとも制服っぽくない。チラシのはよかったのに…

宮武美桜ちゃんて、ランドセルが似合わない。とっくに小学生ではないのだから、似合わなくてもいいのだけれど、舞台で、小学生になって出て来たときに、あ、かわいい!という感じが足りない。

この舞台では、ワキで複数の役を演る、宮武祭ちゃんのほうが見ていておもしろい。子どもの役でアンサンブルとして出ているときも、子猫(シャボン)のときも、ハルコの母(カズエ)の子ども時代も、いずれも目が離せない。

ハルコの父・エイジのモデルである森岡栄治氏は、日本アマチュアボクシング史上3人目で最後のオリンピックメダリストだったのだけれど、今回のロンドンオリンピックでメダリストがふたり誕生したとあって、そのことが、終盤の刑事のセリフに、おもしろく織り込まれていた。


この「路地裏の優しい猫」という芝居、今回は、ハルコ役の宮武美桜の名前が最初に来ているが、エイジ役の男優がキャストクレジットのトップになっていたときもあるよね。