超小学生


太田あや「超小学生」(小学館、定価1260円)
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784098401307


書名の「超小学生」の「超」には「スーパー」とルビが振ってある。

「小学四年生」誌上で、2010年10月号〜2012年3月号まで連載された「超(スーパー)小学生の超日常」に、2012年2月現在の様子を追加取材して、本にしたもの。すでに中学生になっている子もいるが、「小学四年生」での取材時は、いずれも小学生。

取り上げられている19名は、


藤沢里菜(囲碁プロ棋士)、平野美宇(卓球選手)、高橋卓也(書道家)、草野真耶(演歌歌手、さくらまや)、伊藤紗弥(ムエタイ選手)、田中啓二朗(落語家、KOHARU亭けいじろう)、西村柚之介(漢字検定1級合格)、湊崎勇樹(ダンサー)、赤堀愛果(珠算・暗算10段)、宮澤佑門(ギタリスト)、佐藤光(プロレスラー、ミスター6号)、新倉茜音(料理人、こごま)、観世三郎太(能楽師)、松島康(算数オリンピック金メダリスト)、米山維斗(会社社長)、奥田弦(ジャズピアニスト)、吉原昂人(マジシャン)/スターを目指す小学生 田中理勇(タレント)、千野羽舞(タレント)


ひとりあたりの紙幅は、少ないくらいなのだが、子どもをピックアップしつつも、それ以上に、親の想いと親子の関係に着目した書き方がされているのが、読みどころだろう。

たとえば・・・離婚家庭(ひとり親)だったのか、とおどろかされたりする。