MITSUKO〜愛は国境を越えて〜 (その3)


クーデンホーフ・ミツコ没後70年記念
musical「MITSUKO〜愛は国境を越えて〜」


6月28日(火)に、青山劇場で、3度目の観劇。

昼の部で、午後1時30分開演。

子役の配役は、

ハンス(幼年期)、(1幕の)オルガ: 小島一華
リヒャルト(幼年期)、(1幕の)カール: 坂口湧久
ゲロルフ(幼年期)、(1幕の)イーダ: 関萌乃


この日のチケットは、某所で扱っていた、2100円割引のS席(12000円→9900円。たまっていたポイントも使ったので、じっさいはもうちょっと安く買った)で、1階中ほどの上手寄りの座席(通路から数列前)。割引率からすると、けっこうよい席である。

23日と同じくらいのお客さんの入りで、この日も、1階席の両サイドのブロックはチケットを出していなかったみたいだった。


収録のカメラが入っていて、ロビーには、放送、DVD発売に関しては未定、との掲示があったが、その後の公演サイトの告知によると、NHK BSプレミアムの「プレミアムシアター」で8月に放送するとのことなので、この、6月28日の舞台が放送されるのでしょうね。ただ、28日は、夜の公演もあったので、夜も収録していた可能性が高いかな。


黒板の、掛け算の式の下にハンスが書くらくがきって、吉井乃歌ちゃんのハンスは名前(HANS)を書いていたが、小島一華ちゃんのハンスは星印をいくつも書いていた。

ハンスが計算する掛け算は「50×18」。「50×18」で、答えは「900」。

この掛け算は、プログラムに載っている舞台写真では、「20×13」になっている。ということは、大阪公演では「20×13(=260)」だったのかな。


この舞台は、第1幕の、ハインリッヒが子どもたち(ハンス、リヒャルト、ゲロルフ)に、何故ユダヤ人が差別されて来たのかについて語るところ〜出版記念会のあとのミツコの「後ろを振り向かずに」までの流れが、すばらしい。

ハインリッヒ(マテ・カマラス)が子どもたちに話すセリフを語り手である壮年リヒャルト(増沢望)にしゃべらせることで、日本語としての違和感をなくすだけでなく言葉に説得力が出て、とてもいいシーンだし、そのあとにハインリッヒの歌になるのも、メインキャストふたりの持ち味をドラマの展開に上手く乗せていると思う。

床に落ちていた父の本を拾った子役リヒャルトが、その本をもらって胸に抱くのが、かわいいよね。


子役の衣裳のセーラー服の件は、前回のエントリー
(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20110628/p3)
に「補記」した分は繰り返さない。

カーテンコールのときは、並びが↓で、
[下手] 関萌乃 吉井乃歌・・・・・坂口湧久 小島一華 [上手]
内側のふたり(乃歌、湧久)が男の子(白のセーラー服)で、外側のふたり(萌乃、一華)は女の子の扮装。