小林幸子特別公演「かあちゃん」(明治座)に出演の子役


明治座3月公演、小林幸子特別公演「かあちゃん」/'10華麗なる幸子の世界(3月2日〜27日)


ロビー掲示の上演時間は、3時間10分。
タイムテーブルは、「かあちゃん」1時間35分、休憩30分、「'10華麗なる幸子の世界」1時間05分

かあちゃん」に出演の子役は、以下のようである。(※それぞれダブルキャスト)


祐介(8才、昭和21年)/悟(昭和29年): 川上瑛生・松本祐介

真理子(10才、昭和29年): 地主芽生・山田果琳

伸介(7才、昭和29年): 堺谷翔・千濱汰一

正(昭和29年): 門脇大真・高橋駿海

久実(昭和29年): 鈴木愛梨・長岐華奈


「悟」という役は、プログラムの配役としては載っていないが、劇団ひまわりの出演情報に従って漢字で記した。

その『川上瑛生が祐介役と悟役で、門脇大真が正役と年下の少年役で出演します。』というひまわりの情報によれば、芝居の冒頭、戦後の焼け跡のシーンに出る子どものうち正役の子が二役で演じるのが「年下の少年」とのことだから、おそらく、年上の少年(?)は真理子役の女の子が演じているのだと思う。

祐介、真理子、伸介は3人兄妹だが、祐介が8歳のときに、真理子はまだ赤ん坊、伸介はかあちゃんのお腹のなかにいた。その昭和21年に、長男の祐介は養子に出される。

昭和29年になると、かあちゃんの子どもの真理子と伸介のほかに、正と久実の兄妹、それに8歳の祐介を演じた子がメガネをかけて悟という別の男の子役で登場する。

その後、舞台は昭和39年になり、子役の出番はなくなる。




初日に真理子役で出ていた地主芽生ちゃんは、どこかで記憶のある名前だと思っていたら、名古屋芸能学院の子。
http://www.nagoyageinougakuin.jp/mei.html
平成11年9月23日生まれとあるから、まだ4年生。

プロフィールを見ると、2008年3月の御園座小林幸子特別公演「魔術の女王 天勝物語」でおかつ(明治座では小野緒芽ちゃんが演じた役)を演っている。

地主芽生ちゃんは、名古屋のプロダクションだから、ふつうに考えれば、7月に行なわれる御園座公演にも同じ真理子役で出演予定ということだろうか?


山田果琳ちゃんは、東映アカデミー(1998年12月30日生まれ)
http://www.toei-academy.jp/plofile.php?id=10038

ちょうど6年前(2004年3月)、故・藤田まことさんの座長公演のオンステージで東映アカデミーの子たちが小林綾子さんと共演したときに、明治座の舞台に立っている。


なお、久実役の鈴木愛梨ちゃんは、年齢からしても、劇団東俳鈴木愛梨ちゃんではない。[補記] 鈴木愛梨(にいな)、宝映テレビプロダクション所属。


初日の舞台を見ての雑感は、↓
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20100307/p1

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以下は、余談ながら、上記のように、2008年の小林幸子特別公演「魔術の女王 天勝物語」御園座公演の子役が4人とも分かったので、とりまとめてみると、

おかつ:片桐あおい・地主芽生 / おミヨ:山本美佳・大島未紗子

ちなみに、2008年7月の博多座公演は、

おかつ:宮脇咲良・新屋敷桜 / おミヨ:須田あす美・八塚穂乃花

2008年10月の明治座公演は、

おかつ:小野緒芽・大西風香 / おミヨ:八塚穂乃花・須田あす美
というダブルキャストだったことになろう。