ジェーン・エア 9/29昼(千穐楽)


9月29日(火)に、日生劇場で、ミュージカル「ジェーン・エア」を観劇。

この日、千秋楽。午後1時開演。


子役のキャスティングについては、すでに書いたとおり。
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090919/p1


9月29日の出演は、

ジェーン(10才): 増田桜美

アデール: 角田萌夏

ジョン・リード/教会の侍者: 大鹿礼生


9/26夜の観劇雑感(http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20090928/p1)で書いたことに、付け加えるなら・・・

ヒロインが若い家庭教師で、雇われ先の屋敷の主人と想いおもわれるようになるが、恋敵の登場があったり、発狂した妻の存在が発覚して彼女はいったんその家を飛び出すが、また戻って来て、結局、困難を乗り越え結ばれて人生をともにする、というところで終わる。
これって、基本的な構図が「サウンド・オブ・ミュージック」ともよく似ている。もちろん困難の種類は異なるし、「ジェーン・エア」の展開は、少なからず因果応報的だけれど。


それにしても、角田萌夏ちゃんのアデールが、おもしろいな。もう1回ぐらい見たかった。

そのアデールがお芝居をしているところにロチェスター(橋本さとし)が来て、激しく怒るというシーンがあって、ジェーン(松たか子)が彼女に優しくするようにいうと、アデールの母親がどうこうという話になるのだが、あそこで、ロチェスターが怒るのは、単にお芝居ごっこに腹を立てたというより、アデールがハムレットのオフィーリアを演じていたためだ。気がふれるオフィーリアと、遺伝の病とやらで正気を失った自分の妻とを重ねたからで、つまり、あのアデールの場面は、後の展開の伏線になっていた、という訳だ。


大・小ジェーンが、舞台上で何度も衣裳替えするのも、見どころだった。


下手側ステージプレミアシートの1列目に、佐藤瑠花さんと横田剛基くんが並んで座って見ていて、とても目立つところにいるなぁ、と思ったが、カーテンコールになったら、揃っていなくなっていた。その後、カーテンコールの途中からは、加藤ゆららさんと3人舞台に登場した。