トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ第6回演奏会


8月6日(水)は、すみだトリフォニーホール 大ホールでの、

トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ第6回演奏会

へ出かけた。

午後7時開演。途中20分の休憩があって、終演(アンコール演奏含む)は8時47分頃。

出演は、

松尾葉子(音楽監督、指揮)
城戸かれん(ヴァイオリン) *
トリフォニーホール・トランペット・パンダ2008 **
トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ(管弦楽)


曲目は、

チェコ A.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 第1集 作品46より第1番 ハ長調
オーストリア W.A.モーツァルト交響曲第40番 ト短調 K.550より 第1楽章
フランス C.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28 *
アルメニア A.ハチャトゥリアンバレエ音楽≪ガイーヌ≫より「剣の舞」
ハンガリー F.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

 休憩

イタリア G.ヴェルディ:オペラ≪アイーダ≫より「凱旋行進曲**
ドイツ J.S.バッハG線上のアリア
アメリカ L.アンダーソン:セレナータ
イギリス G.ホルスト組曲≪惑星≫ 作品32より「木星


プログラムは、いろんな国を音楽で巡りながら、最後のアンコール曲、日本の「八木節」(外山雄三管弦楽のためのラプソディ)で締めくくるという構成。ステージ正面奥に(その作曲家が生まれたり活躍した国の)国旗が掲げられていて、曲ごとに国旗が替わるという演出が付いていた。

演奏の間には何度か、オーケストラメンバーから1〜2名が交替で出て、ハンドマイクによる曲紹介を挟みながらの進行。コンサートマスターは、女の子と男の子とふたりいるのかしら(プログラムの途中で替わっていた。女の子の場合はミストレスかな?)。

私のような無教養な人間でも、どこかで耳にしたことのある有名な曲ばかりのセレクションだから、なんとも聴き心地のいい時間が過ごせた。退屈なプロのオーケストラを聴くより、遥かに楽しく満足度高し。ヴァイオリンはもちろん、チェロ弾きにもかわいい女の子がいて、さらに楽しさ倍増!


城戸かれんちゃんは、期待通りに素敵で、かれんちゃんは可憐だった、と書きたいところだが・・・とてもかわいかったけれど、それ以上にソリストらしい風格があって、思ったより大人っぽく見えた。プロの楽団との共演なら、少し印象がちがったのかも知れないが、ジュニアオーケストラの前に立つと、ひときわ音楽家らしいたたずまい。銀色のドレス姿。プログラムの紹介によれば、オーケストラとの競演は今回がはじめてとのことである。


1階客席は、空席も目についた。当日券は若干枚と表示されていたが、私が前売りを買った時点ではすでに埋まっていた席があちらこちらで空いていた。もともと関係者用に割り振って外には出さなかった席なのか、入場料が廉価(一般1500円、高校生以下無料・要指定券)なのでとりあえず押さえておいたが結局来なかったというケースなのか。席は取ったが、当日は裏方仕事のため席には座らなかったのか…。いずれにしても、もったいない話だし、変といえばいささか変。聴衆の大方は広義の関係者だろうから、気にするほうが無粋というものかも知れない。
とりあえず、ロハではなく300円か500円でもお金を取ったらどうだろう、とは思った。


それはともかく、次回、トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ第7回演奏会は、2009年3月26日(木)に同じ会場で行なわれる。