新潮文庫の100冊 2008


2008年の新潮文庫の100冊
http://100satsu.com/

は、けっこうすごい!


まず、林芙美子「放浪記」がある。


ナボコフ「ロリータ」も入っている。
若島正の新訳文庫版。この新訳、ハードカバーが出てから文庫になるまでが早かったから、ハードカバーを買ったひとは、がっかり。若島正はその後、「ロリータ、ロリータ、ロリータ」を上梓する(これは面白い本だった)が、「ロリータ」の読み解き方を提示したその本のなかでも、自身の訳文を文庫版から引いているから、ここでも、ハードカバーしか持っていないと不便なことになっているのだ。
「ロリータ」は、タイトルがひとり歩きしていますが、難解な小説なので、根気がないと読めません。

それにしても、今年の「新潮文庫の100冊」の冊子。ドロレス・ヘイズとドジスン先生が同じページで、上下になっているぞ(大胆不敵!笑)。


新潮文庫星の王子さまは、河野万里子訳。
劇団ひまわりがミュージカル(http://newrisa.at.webry.info/theme/2342c95639.html)にしたときは、この新潮社版の新訳を原作にしていた。
ちなみに、「新編 銀河鉄道の夜は限定スペシャルカバーで。


岩合光昭 岩合日出子「海ちゃん」は、すでにおなじみの1冊。