サウンド オブ ミュージック 2008全国ツアー前夜祭 Music Concert/「サウンド オブ ミュージック」2008年公演の配役


4月12日(土)、IMAホール(光が丘IMA)での、サウンド オブ ミュージック 2008全国ツアー前夜祭 Music Concert で配布されたチラシによると、

劇団スイセイ・ミュージカル「サウンド オブ ミュージック」2008年公演のキャストは、以下のよう。
 (※その後一部キャストが追加されました。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080528/p3)


マリア: 中村香織
トラップ大佐: 辰巳琢郎
エルザ: 辺見マリ
マックス: 吉田要士
リーズル: 相原奈保子・金子昌代・本多加奈 (Tキャスト)
ロルフ: 岡田眞善・上山竜司 (Wキャスト)

修道院長: ペギー葉山 (特別出演)

ゼラー: 田代久雄
シュミット: 佐藤志穂
フランツ: 佐久間義也
シスター・ベルテ: 茂野陽子・藤井珠美 (Wキャスト)
シスター・マルガレッタ: 加藤玲子
シスター・ソフィア: 星野真衣

フリードリッヒ: 杉中美樹
ルイザ: 吉村美喜子・島田華衣 (Wキャスト)
クルト: 影山樹生弥・今澤汐音 (Wキャスト)
ブリギッタ: 西原杏佳・古川千遥 (Wキャスト)
マルタ: 田村芽実・南雲彩良・澤登ひほり (Tキャスト)
グレーテル: 加藤実祐紀・水澤奈南果・関口旬莉 (Tキャスト)

饗庭大輔 阿部雅浩 稲田めぐみ 岡綾絵 小川希 小野睦水 風間彩希 窪田昌弥 木暮侑子 駒谷理恵 笹原和子 出口恵理 戸田健二 はづき真弥 平井智子 平栗ひろみ 前田由紀子 松下かよ子 松橋頼良 三好慎子 森央健 森田徳 山本慎吾 渡辺亮


演出・台本・訳詞: 西田直木
ドレミの歌作詞: ペギー葉山
振付: 吉田潔
翻訳: 吉田要士
音楽監督: 天野一平
美術: さわたりちひろ
衣裳: 桜井久美
音響: 金森祥之
歌唱指導: 神ゆかり
演出助手: 吉井維 (2009年公演リーズル)


昨年から引き続き出演する(クルトまでの)子役5人は、同じ役での出演が3人、年上の役に進んだ子が1人、2階級特進(?)して男の子役が1人。

リーズル役のひとり、本多加奈さんというのは、このひとですよね。
http://www.f-spirit.co.jp/profile/prof_honda.html
(今回の「前夜祭 Music Concert」に出演しなかったのは、六行会ホールで別の舞台の公演中だったからなのか)


さて、4月12日のサウンド オブ ミュージック 2008全国ツアー前夜祭 Music Concert」は、13時開演/18時30分開演の2ステージあって、休憩15分を挟む2部構成。(終演はそれぞれ、15時20分頃/20時50分頃だった)

座席は、前3列を撤去してミュージシャン3人の演奏スペースになっていて、通常のD列が最前列=A列としてあった。プログラムは、二つ折りのものが2008年公演のチラシとともに座席の上に置いてあって、無料配布。

音楽は、録音にヴァイオリン、フルート(ピッコロ)、トランペットの生演奏を重ねるかたち。


第一部は、オープニング(サウンド・オブ・ミュージック)でいちど出演者が勢ぞろいのあとは「トークショウ」。司会(原口大平)、アシスタント(茂野陽子)の進行で、ペギー葉山、中村香織、上山竜司(昼)・岡田眞善(夜)、辺見マリ、の順に登場して、紹介&トークペギー葉山さんが2曲(「南国土佐を後にして」「神様がくれた愛のみち」)を、中村香織さんが「広い宇宙の中で」のナンバーから1曲うたった。
「ドレミの歌」の原詞の直訳が面白かった。あんな意味なのか、と。

ペギー葉山さんの「ドレミの歌」で、第一部が、了。アシスタントの茂野陽子さんは、スイセイ・ミュージカルの劇団員のようだが、知らないとフリーのアナウンサーか司会者なのかと思ってしまいそうなキャラクターだ。


第二部は、前半が「抽選会」。後半がミュージカルナンバーによる「コンサート」。

抽選会というのは、2008年公演のスポンサーやツアー公演の主催者から提供された賞品、というか品々等をお客さんにプレゼントするコーナーで、第一部のトークショー出演者以外の役付きキャストの紹介を兼ねたもの。大人キャストからひとり出て、賞品・提供主催者の紹介と提供者からのメッセージの代読をして、子役のひとりが、箱のなか(チケットをもぎった部分が入っている)から引いて、その座席番号のひとが当たり。そして、その大人、子役それぞれに司会者が簡単な質問をするかたちでキャスト紹介をする、ということで順次進行。

大河ドラマの撮影中で欠席だという辰巳琢郎氏提供のワイン、というのが欲しかった。東京初日のペアチケットというのもよいけれど。

けっこう面白い抽選会だったが、司会のひと、子役には予定通りの質問をしてあげないと上手く答えられないじゃないか(笑)。女の子役の子たちはそれぞれの衣裳に、お揃いでピンクのエプロンをしていた。ブリギッタが今年も揃ってかわいくって、いい。


第二部後半のコンサートでの「ドレミの歌」。トラップ家の子どもたちは『相原、杉中、吉村、今澤、西原、田村、加藤』という昨年から引き続き出演するキャストで固めた布陣。あのダンスシーンが披露され、じつにすばらしく楽しかった。ホリゾントの照明が、本公演とはちがう印象でコンサートらしさがあった。この「ドレミの歌」のシーンは何度見ても飽きない、スイセイ・ミュージカル版の極上のエッセンスだ。

コンサートでの子役たちの活躍は、「私の好きなもの」組と「ドレミの歌」組とに別れていた。


8月〜年内の「サウンド オブ ミュージック」全国公演は、札幌から熊本まで、東京を含めて24か所。これらは一般公演。(2009年はすでに1月の例会として発表している演劇鑑賞会もあることからして、演鑑が中心かな)

東京公演のチケット(一般発売は、5/17)、S席 10000円、A席 9000円、B席 8000円。これは、昨年より高くなったのか、そうでもないのか…


昨年のこの舞台での敵役を見るにつけ、田代久雄さんのマリウスの残像が、どんどん消えて行ってしまったが、マリウスといえば、もうかれこれ、16、7年前のことかと思うと、時の流れを思わずにはいられない。


[追記] 2008年公演公式サイト→ http://www.sound-of-music.tv/

※2008年8月7日昼の雑感。→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080810/p1