東京小牧バレエ団「白鳥の湖」全幕


11月16日(金)に、渋谷C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)で、

東京小牧バレエ団 小牧正英追悼公演「白鳥の湖」全幕(芸術監督:菊池宗、演出・振付:佐々保樹)を見た。

監修:ジヤミヤングダクワ(モンゴル国立オペラ・バレエ劇場バレエ団長)

福田一雄指揮、菊池武英メモリアル管弦楽団の演奏で、オーケストラピット使用。


16日、17日の両日で計2回公演あって、所見の16日は、午後6時30分開演

ロビー表示の上演時間は、

第一幕、6時30分〜7時10分
休憩、15分
第二幕、7時25分〜8時00分
休憩、15分
第三幕、8時15分〜8時55分
休憩、15分
第四幕、カーテンコール、9時10分〜9時30分

じっさいは少しおして、終演は、9時40分頃だった。


白鳥の湖」を全幕見るのは、はじめてだったのだが、さらに、ジークフリード王子(アルタンフヤグ・ドゥガラー)のほかに王子の友人たちが登場する第二幕を見たのもはじめてだったから、その第二幕で、王子の友人のひとりであるベンノ(ラグワスレン・オトゴンニャム)がオデット(渡部美咲)と踊る意味がよく理解出来なくて、とまどった。オデットと王子、という図式が不明瞭になってしまって、分かりづらいシーンだと思う。プログラムの解説によれば、第二幕で、王子ひとりが白鳥狩りに出るという演出は新しいもので、この小牧バレエ団がやっているほうがもともとの第二幕を踏襲しているようなのだが。

各幕の間に、15分ずつ休憩が入ったが、私はてっきり、休憩は1回で、第一幕と二幕、第三幕と四幕はつづけて上演するのだろうと思っていたので、終演時刻が予想より遅くて、いささか予定が狂った。

オデット/オディール(渡部美咲)は小柄なことにかえって強靭な華があり、王子の母(安達悦子)にそれらしい存在感。王子がもうひとつ地味な印象だったが、モンゴル国立バレエ団では著名なダンサーなのでしょうか?

他に主な配役は、

ロットバルト:夏山周久/家庭教師ウォルフガング:酒井正光/第一幕パ・ド・トロワ:周東早苗、O・ラグワスレン、大瀧紗矢香(16日)、ジャクリーン・ジェンセン(17日)/二羽の白鳥:ジャクリーン・ジェンセン、大瀧紗矢香/四羽の白鳥:菅原舞子、筒井里恵、齋藤望、袖山葵


公演プログラム、1000円。