バレエ シャンブルウエスト第64回定期公演「白鳥の湖」全幕
5月7日(土)は、
オリンパスホール八王子開館記念特別公演・東日本大震災被災地支援公演
バレエシャンブルウエスト第64回定期公演「白鳥の湖」全幕
(演出振付:今村博明、川口ゆり子)
を見に行った。
八王子駅のすぐそばにオープンばかりの新しい八王子市民会館、オリンパスホール八王子の開館記念公演。JR八王子駅の改札を出て、いちょうホールへ行くのとは反対側へ歩くと、すぐ。
15時開演。
会場掲示の上演時間は、
第1幕 15時00分〜15時40分
第2幕 15時40分〜16時15分
休憩 20分
第3幕 16時35分〜17時15分
休憩 15分
第4幕 17時30分〜17時50分
ただし、じっさいの終演は、18時16分頃。
公演プログラム、1000円。
[主な配役]
オデット:松村里沙
オディール:松村里沙 (オディールで出演予定だった吉本真由美がケガのため)
ジークフリート:逸見智彦
ロットバルト:佐藤崇有貴
ルースカヤ:川口ゆり子
道化:染谷野委
家庭教師ヴォルフガング:岡田幸治
パ・ド・トロワ:山田美友、楠田智沙、土方一生
2羽の白鳥:田中麻衣子、新井優美
3羽の白鳥:深沢祥子、山田美友、藤吉千草
4羽の白鳥:大田恵、足立朋子、三井七海、窪田希菜
王子の友人たち:土方一生、正木亮、奥田慎也、有水俊介
指揮:福田一雄
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
オーケストラピット使用で、1階客席は、7列が最前列。
このホールの1階客席は、9列から段差がついている。私は、ちょうど段差がつきはじめる列だったので、とっても見やすかったが、オーケストラピットがない場合の1階前方座席(段差がつくより前)は、必ずしも良席とはいえなさそう。
バレエ シャンブルウエストの「白鳥の湖」は、2008年6月のゆうぽうとホールでの舞台を見ているが、そのときは、王子役のダンサーの持ち味にもあったのだろうが、全体に憂愁の色が濃い舞台だったという記憶があるが、道化が出なかったことにもよるかも知れない。
今回は、道化が出る演出で、その達者で嫌味のない存在感に魅了された。(染谷野委さんといえば、1月のTYバレエ「くるみ割り人形」のパーティーの場での、あの士官候補生がおもしろすぎた)
3年前のゆうぽうとホール公演が道化なしだったから、シャンブルウエストの「白鳥の湖」では道化は出さないのが定番なのかな?と思っていたが、そういう訳でもなさそう。
いつもながらのアンサンブルの美しさ、群舞のグレードの高さは圧倒的で、言葉を超越した踊りの力を感じさせる舞台だった。
2人でペアの子役のお小姓は、第1幕で弓を持って出るのが川口まりちゃんで、第3幕で王妃の裾を整えるのが柴田実樹ちゃん。
1幕の村人や、3幕ではナポリを踊っていた長澤風海というのは、だれ?と思って、帰ってから検索したら、バレエ以外の舞台にも出ていて、けっこう注目されているダンサーみたい。
「白鳥の湖」開演前には、今村博明氏のあいさつがあった。
被災地支援として、萌木の村とシャンブルウエストによる「ポールラッシュ・ドリームプロジェクト」を立ち上げ、被災地を回ってミニバレエコンサートを行なうとのことである。
同プロジェクトの日程と、PR動画。↓
http://www.moeginomura.co.jp/topics/diary.cgi?no=86
そういえば。「クララ」2011年4月号(新書館)の『先輩たちのお教室』のページに川口ゆり子バレエスクールが載っていて、写真にはお小姓の子や田島栞ちゃんが写っているのだけれど、その4月号の発売が3月10日。で、私は11日に「サウンド・オブ・ミュージック」を見に行く途中に買って、あの地震が起きて、それから家にたどり着くまでずっと袋に入った「クララ」4月号を持っていた、というのをこれを書いていて思い出した。