まほろば (東京芸術劇場 シアターイースト)

4月12日(金)と、16日(火)に、

まほろば」

作:蓬莱竜太
演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)

の東京公演を観劇。

両日ともに、午後2時開演の昼公演。

休憩なしで、終演は、3時50分。

公演プログラムは、1200円。


出演は、

母 ヒロコ:高橋惠子
長女 ミドリ:早霧せいな
次女 キョウコ:中村ゆり
孫娘 ユリア:生越千晴
近所の子 マオ:八代田悠花
祖母 タマエ:三田和代


ダブルキャストになっているマオ役は、2回とも、ユニークユニオンの子の出演だった。


開演前と、終演後の場内アナウンスが方言だった。舞台に合わせて、長崎弁なのでしょう。

ユリア役で代役を務めたひとは、やはり、方言指導のスタッフとして名前が出ている。


お菓子は、戯曲どおりで、ハバネロ、トッポ。マオちゃん、トッポ食べてた。「加藤剛」もちゃんとセリフにあった。もとの戯曲のおめでた婚授かり婚になっていた。

栗山民也演出版の再演で増えていたミドリのセリフ(ファミレス云々)はなかった。

マオが鼻をかむのは、冒頭での1回だけだった。

ティッシュは、クリネックス

ちなみに、そのティッシュの箱は、ゲネプロの舞台写真では、赤。4月12日に見た舞台では、たしか、青。4月16日の観劇時は、紫だった。けっこう、ティッシュは消費されている、ってことかな。


今公演のマオちゃんは、ソックスはいてる。ケータイをいじったりはしない。

 ナタリーの記事の舞台写真↓は、八代田悠花さんのマオですね。
 「まほろば」ゲネプロより。 [画像ギャラリー 3/9] - ステージナタリー

そのマオちゃん、独得の存在感があって、上手い。トランプのシーンがいいな。とくに、ミドリとのとき。


マオが出会い頭にミドリに湯飲みの水(?)をかけられるシーンがあって、そこに到るミドリとキョウコの言い合いがドタバタの喧嘩になっている。取っ組み合ったり、座布団で殴り合うなどしていて、スタッフには擬闘のクレジットもある。

マオがかけられるのは、麦茶ではなくて、あれは水だよね?(麦茶だと、マオのTシャツが染みになっちゃいそうだし)


ふすまを開けると、舞台奥は廊下。(初演の、新国立劇場小劇場公演のセットは、廊下のさらに奥に庭があって、縁側も舞台奥に位置していたが、) 今回の公演の庭と縁側は、奥ではなくて舞台の下手側にある。

同じ春の上演でも、栗山民也演出(再演時が4月の上演だった)のほうに夏っぽさがあったが、喜劇度は今公演のほうが濃くて、ばつぐんにおもしろい。




新国立劇場小劇場での初演の配役は、
 →http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20080715/p2

同再演の配役は、
 →http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20120406/p1