まほろば 再演 (その3)


4月9日(月)に、新国立劇場小劇場で、

まほろば」(作:蓬莱竜太、演出:栗山民也)

を観劇。

銀座で映画を見たあと、初台へ。午後2時開演。

座席は、てっきり2列目だと思っていたら・・・1列目だった。なんということでしょう(って、加藤みどりか…)。その最前列には空席もあったが、売れ残りとは思えないから、買ったお客さんが来なかったのかな?

この9日の公演は、記録用に舞台を収録するとの掲示があって、客席にはカメラが入っていた。


大西風香ちゃんのマオが舞台で着ている「mitre」の服は、マイターのホームページにある、
http://www.mitre.jp/html/products/wear/practice-suits02-2.php

Practice Shirt のカラーバージョン「ORG/YEL(オレンジ×イエロー)」というのがそうかな。(←この服ですね!ホームページの写真とは、裾のデザインがちょっとちがう気もするけれど、市販品だとすれば、これがいちばん近い。)

二代目本吉マオちゃんが、最初のところでうたっている鼻歌は、あれは何のうただろう。初代マオは、ポニョだったけど。


年配の女性のお客さんたちもかなり笑っていて、舞台の印象は、もう完全にコメディーになっている感じ。初演のときは、私なんか、可笑しくてもここで笑っていいのかどうかと、戸惑いつつ見ていたのだが。

初経から妊娠、そして閉経まで各世代を揃えて、お目にかけます〜、みたいな作品。(←こういった軽口は、初演のときには書くのがはばかられたが、今回は、あまり気にすることもなさそうだ)

考えてみたら、この舞台の登場人物は、けっこうすごい。マオは、父子家庭の小学生で初経、ユリアは不倫の結果妊婦、キョウコは私生児の母だし、ミドリは大酒呑みで閉経かと思ったら妊娠4か月。登場人物中最高齢のタマエも、じつはできちゃった結婚だった過去が発覚するし。

三場で、ユリアについて援助交際かどうか問われたマオは、結局答えないけど、ここは、マオちゃんの公式見解が聞きたいところだ。


まほろば」は、セリフに長崎地方の方言が使われていて、途中、舞台となっている藤木家が、原爆が落とされた地から遠くない場所にあることが示唆されるが、地名は出て来ないし、私は、いわれなければ劇中の方言が長崎弁だとは分からないので、そのあたりを客席から予備知識なしにどう読み取ればいいのかと思っていたが、今回の再演では、祭り用品の箱に「長崎」と書いてあるのを発見した。

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