スロウハイツの神様 (サンシャイン劇場)


キャラメルボックス2017サマープレミア

スロウハイツの神様

原作:辻村深月スロウハイツの神様」上・下(講談社文庫刊)
脚本・演出:成井豊

7月12日(水)のステージを見た。

午後2時開演。終演は、4時13分ぐらい。


トーク&フォトブック(販売用パンフレット)が、3000円だった。ついこの前まで、2000円じゃなかったか。値上げした分なのか、版型も変にでかくなっていて、持ち運びにも収納にも不便そうだった。

ロビーには、見本が何冊もあるから、石森美咲さんのページの顔面パイ投げのところを立ち読みすればそれで充分かも。

3000円は、さすがに高い気がする。今夏の劇団ハーベストの割引チケットが、3000円だもの。

って、そもそも、キャラメルボックストーク&フォトブックは、「雨と夢のあとに」でしか買ったことがないけど。

GWの「スキップ」のときみたいに、物販でキャスト写真とか売ってるかと思って出かけたのに、そんなの何も売ってなくて、がっかり。劇中の衣裳の、石森美咲さんのセーラー服の写真が欲しかったな。そういうのを売ればいいのに・・・

舞台映像での新PR動画↓には、セーラー服姿が、ちょっとだけ映っている。




このお芝居って、桃花にクリスマスケーキを渡したサンタクロースも、駅にテレビを置いたのも、環が読めるように図書館に本を寄贈したのも、いずれも、コーキの天使ちゃんは環だと分かった公輝がしたことだったのだと環に気づかせる、

という結末には持って行けなかったのかな。そのことを環が知らないままでは、ふたりの関係のハッピーエンドが示唆されても、観客としてはなんとももどかしい。

たとえば、ほら、長谷川伸の「一本刀土俵入」は、駒形茂兵衛があのときの取的だと、お蔦が気づくから、見ていて感動が大きいのであって、もし、茂兵衛のことをお蔦が思い出さなかったら、茂兵衛の恩返しは一方的な親切になってしまいかねない。


[出演]

原田樹里(赤羽環) 大内厚雄(千代田公輝) 木村玲衣(加々美莉々亜) 小林春世(森永すみれ) 石森美咲(赤羽桃花) 岡田さつき(芦沢光、山本虹絵、赤羽永久子、司書) 元木諒(五十嵐健人、駅員、警官、秘書) 石川寛美(赤羽滋子) / ゲスト:玉置玲央(狩野壮太) 松村泰一郎(長野正義) 森山栄治(黒木智志)


帰りには、宮城ふるさとプラザに立ち寄って、萩の月を買った。今回の萩の月の販売は、7月17日まで。