別冊「根本宗子」第5号『バー公演じゃないです。』
昨日(6月17日)は、中野の劇場HOPEで、
別冊「根本宗子」 第5号
『バー公演じゃないです。』
(作・構成・演出:根本宗子)
(当日の配付物によると)正式なタイトルは、
そのバレリーナの公演はあの子のものじゃないのです。
を観劇。
14時30分開演の回で、上演時間は、75分。
ポストカード型パンフレットが、800円。
出演: 青山美郷(たかはし) 長井短(ほりい) 石澤希代子(ゆめかわ) 根本宗子(わたなべ)
開場時刻の9分前ぐらいに、受付で予約のチケットを精算して、入場の整理番号は、19番だった。希望の席位置(最前列の端っこ)に座れて、まずは重畳。
HOPEっていう地階の劇場には、今回はじめて入った。
はじめてといえば、「根本宗子」を見るのも、はじめてのこと。役者としてだけなら、昨夏の「墓場、女子高生」で2ステージ見ているけど。
作者と同じ26歳の女性で、同級生の4人が登場人物。そのうちの「わたなべ」さんが自分のことを語るというかたちで、幼稚園受験をしたときの出来事にはじまり、中・高一貫校から大学生活を経て、最近に到るまでの印象的なエピソードが、中学の修学旅行をきっかけに親しくなった友人との関係のなかで綴られて行く。イケてないけど個性的で、ひと癖もふた癖もある友人たち3人が、おもしろい。
青山美郷さんを目当てに見に行ったのだが、ごま塩ごはんの件りや、ケータイのゲームに嵌って狂ったところなどは、怪演っぽくてよかった。
「ゆめかわ」さんのローターの話が、後になってあんなふうにつながるとは思いもよらず・・・
音楽は「くるみ割り人形」。最初のうちはそうでもなかったが、芝居が進むにつれて、シーンや演技と効果的に結びつくように使われていた。(カーテンコールのときが、グラン・パ・ド・ドゥのコーダだった)
パンフレットを見ると、3歳のとき幼馴染の髪をはさみで切ったのは青山美郷さんだから、「わたなべ」さんが幼稚園受験のときに「ほりい」さんの髪を切ったという劇中のエピソードは、青山美郷さんの話がもとになっているのかな。