「嵐が丘」 その2


5月17日(日)に、日生劇場

嵐が丘

を観劇。

初日(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20150507/p3)に見て以来、2度目。

午後5時開演。

上演時間は「55分、休憩20分、80分」となってはいたが、終わったのが、7時38分ぐらいだったから、トータルの上演時間は、初日とほとんど変わらず。

この日、昼に見た、六行会ホールの「マリオネット」のほうが上演時間が長かったのは、いささか衝撃的?!

子役は、初日が「チャーハン」チームだったので、今回は、「ラーメン」チームをねらって、チケットを買った次第。そのとおりに見ることが出来たので、まずは何より。

ということで、

少女キャサリン/少女キャシー: 柄沢怜奈
少年ヒースクリフ: 坂本達哉
少年ヒンドリー/リントン: 柴入拓矢
少年ヘアトン: 大西由馬


この舞台の子役の組分けは、商業演劇に出演豊富な子役が揃っている老舗児童劇団所属者チーム(ラーメン)と、もうひと組(チャーハン)とに分かれている。それなら、自分の好みとしては、ラーメンのほうが美味しいだろうと思っていた。でも、いざ両チームを見ると、どちらかというなら、初日と同じチャーハンのほうをもういちど食べたい気がした。

どうしてだろう。私の好みは、絶対、ラーメンのはずなのに。・・・と考えて、この舞台の子役にはセリフがない(子役はいわば口パクで、同役の大人のキャストが舞台にいてセリフをしゃべる)せいもあるかな、と思った。

初日キャストだったチャーハンのほうには、男子にダンサーがいるし、キャサリンの子もミュージカル畑で、セリフがないことがとくにハンデにならず、男子の身長が高い(よね?)のも視覚的なメリハリになっているから、というのが、多少こじつけての解釈。


同役の子役の衣裳は、こんなにそっくりにつくってあるのだね。
https://twitter.com/arashigaoka2015/status/599845078434099200


以下、子役以外の配役を控えておきましょう。

堀北真希(キャサリン・アーンショウ)

山本耕史(ヒースクリフ)

高橋和也(ヒンドリー・アーンショウ) 伊礼彼方(エドガー・リントン) 矢崎広(ヘアトン・アーンショウ) 小林勝也(ジョウゼフ) ソニン(イザベラ・リントン)

戸田恵子(ネリー)

陰山泰(ケネス医師) 近野成美(キャシー) 小林大介(ロックウッド)
横山敬(アーンショウ、召使い、ジプシーの音楽家、牛乳配達人) 篠原正志(召使い、ジプシーの音楽家、鍛冶屋、寺男) 林田一高(ロバート、下男) 小谷早弥花(フランシス、女中、若い女) 鹿野真央(農婦の娘、女中、ジプシーの音楽家)

ちなみに、カーテンコールにひとりで登場するのは、キャサリンヒースクリフ ← ネリーの3人。


劇場のエントランスロビーには、スウィートパワーの受付が出ていたが、あれは、堀北真希さんのファンクラブ会員向けのものなのかな、それとも、関係者や招待者用の受付だったのかな?

プログラムに、「嵐が丘」の時代のヨークシャーでは平均寿命が25歳ぐらいだったって書いてあるけど、それが本当なら、人生の価値も、ひとを愛することの意味も、現代とはちがったものがあったのだろうね。