富良野GROUP公演2015冬「ノクターン 夜想曲」(新国立劇場小劇場)


2月8日(日)に、新国立劇場小劇場で、

富良野GROUP公演 2015冬「ノクターン 夜想曲」(作・演出:倉本聰)

を観劇。

12時30分開演。この日、終演は、14時20分ぐらい(休憩なし)。

カーテンコールに、倉本聰氏が登場したのは、東京公演の千穐楽だったからか?


公演プログラム、1000円。プログラムには、当該ステージの配役表が挿し込まれていた。

[出演]

男: 納谷真大
新聞記者: 大山茂樹
ルイ: 松本りき
スウ: 松本ふみか
ピエロ1: 水津聡
ピエロ2: 久保隆徳
ピエロ3: 森上千絵
医師: 六条寿倖
巡査: 黨清信
メグミ: 吉田乃々佳
サオリ: 吉田有李
筆倉修造: 東誠一郎


(会場内には、ダブルキャストになっているメグミ役、サオリ役のキャストの名前とともに、出演を予定していた栗栖綾濃が体調不良のため松本ふみかに変更という内容が掲出されていたが、販売されていたプログラムは当日と同じキャストが載っていたので、急な変更ということではなかった模様)

メグミとサオリ(劇中では、メグ、サオリと呼ばれる)は、津波にのまれた姉妹で、原発労働者だった「男」の娘役。この、メグミとサオリの姉妹役は、吉田乃々佳さんと吉田有李さんの姉妹と、松下日花里さんと松下姫良里さんの姉妹とで、ダブルキャストになっているようだ。
松下姉妹は、少女ピアニストとして知られていると思うが、吉田姉妹もピアノが弾けるのだね。

参考までに、プロフィールを控えておくと、

吉田乃々佳 2000年10月5日生まれ
吉田有李 2005年3月15日生まれ
松下日花里 2002年10月16日生まれ
松下姫良里 2007年5月22日生まれ

いずれも、北海道富良野市出身。


タイトルどおりに、ショパンノクターン第20番嬰ハ短調「遺作」が、テーマ旋律として舞台の基調となり、また、クライマックスでは、この曲をメグとサオリの姉妹が連弾する。

連弾を見たいのであれば、上手側の席がよさそう。私が座った下手の前方座席からだと、演奏者の手もとは見えない。

彫刻家のルイが創った3体の石膏のピエロが語りはじめるのだが、いちばん上手のピエロと、下手の(女性の)ピエロは、替わると足がバレエシューズになるから、役者に替わったのが分かりやすいのだけれど、もうひとりの上手寄り(3体のうちでは真ん中)のピエロは、首だけが動くので、意表をつかれてちょっとびっくりする。


この稿つづく