ペンギンプルペイルパイルズ「靴」(ザ・スズナリ)
ペンギンプルペイルパイルズ #18「靴」
作・演出:倉持裕
ザ・スズナリで、10月13日(月・祝)のステージを見た。
過去ログのこの(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20140824/p5)公演。
15時開演。上演時間は、約90分。途中休憩なし。
この舞台、金澤美穂ちゃんが主役じゃん!びっくり。
配役表のトップが、
若崎真知 金澤美穂
沢田理々子 愛名ミラ
となっていて、カーテンコールでの扱いからしても、実質的に、若いふたりの女優のダブル主演みたいな感じ。
足(靴)のサイズが左右で3センチもちがう女の子、真知と理々子は、左右のサイズのちがいがちょうど反対なので、いつもサイズちがいの同じ靴を2足買って、片方を交換して履く間柄。同じ学校に通っているが、決して仲がいい訳でもない。そんなふたりの今と過去と未来とが交錯するなかに、靴をめぐる複数のエピソードが深く関わって来る展開。場面転換やシーンのつなげ方が、いかにも演劇らしくて、そこがおもしろい。最初、いったいこのセットは何だろう?と思ったそれが、舞台が進行するにつれて、なるほど、こう使われるのかと、その(混沌とした)セットの意味がほどけて来るのもおもしろかった。
金澤美穂ちゃんは、かわいいし、舞台の演技も上手くて、すばらしいなぁ。目が、とても印象的。座席が、指定席前方の少し上手寄りで、この席位置は、金澤美穂ちゃんが真正面になることが多くて、よかった。
愛名ミラさんを見たのは、何年か前、青山円形劇場でのバンピーの公演に、新人としてお披露目登場したとき以来だと思うが、やっぱりでかいし、堂々として見える。改めてプロフィールを見ると、同じ事務所の女優さんが主演した舞台を中心に、舞台出演も重ねて来たようだ。
金澤美穂ちゃんて、10月17日が誕生日だから、この公演中じゃん!
上演台本を800円で売っていたので、とりあえず、買って来た。←でも、これ、紙が綴じられてない。
それはそうと、ペンギンプルペイルパイルズ(Penguin Pull Pale Piles)って、どういう意味なの?
行くときからすでに雨は降っていたものの、台風が来る前に無事に帰れたのが何より。
開場前に、スズナリの向かいの、北沢タウンホールがある建物で、自販機のコーヒーを飲んで少し時間をつぶしたのだが、そこの地階に、小劇場B1 という劇場があって、開場待ちのひと(女性ばっかり)が並んでいた。・・・いつの間にか、あんなところにも小劇場が出来ていた。
[補記] 空飛ぶ猫☆魂「I LOVE LIFE」という芝居だったようだ。