座・東京みかん第17回特別公演 金子みすゞを歌う2013 (座・高円寺2)


演劇集団 座・東京みかん第17回特別公演 金子みすゞ生誕110年記念コンサート

金子みすゞを歌う2013 〜金子みすゞの世界 23弾〜

(構成・演出:田辺国武、作曲・演奏:西村直記、作曲:菊地慶太、振付:椎木三奈)


座・高円寺2で、12月21日(土)のステージを見た。

上演時間は、1時間35分とのアナウンス(休憩なし)。観劇回は、17時開演で、カーテンコールが終わったのが、18時45分ぐらい。

東京みかんから6人(丸山ひでみ 石田天花 蓮沼未来 岡佑理江 田辺優奈 匹田永遠)が出演。5月に発売されたCD「金子みすゞを歌う」の作曲家(西村直記)をゲストに迎えての、コンサート形式。


構成は、第一景が『西村直記の世界』と題して、作曲家でシンセサイザー奏者である氏の演奏とともに、音楽家としての半生を紹介する内容。

第二景は『金子みすゞを遊ぶ〜仙崎八景より〜』で、東京みかんメンバーによるうたで、「王子山」「極楽寺」「弁天島」。

第三景が『金子みすゞを語り、歌う』で、みかんメンバーが順次みすゞの詩を語り、うたい、途中、作曲者(西村)も伴奏で参加する。

CD「金子みすゞを歌う」の収録ナンバーからの数曲をうたったのは、第三景だった。

幕開き(プロローグ)で、戦前の「東京オリムピック」など、上山雅輔が作詞した流行歌(?)が紹介されていましたが、上山雅輔氏は、古川緑波の座付きのようなことをしていた時期があったのですね。


西村氏の紹介&いつもの「金子みすゞの世界」を生粋のみかんメンバーでシンプルに、といった感じで、西村直記という音楽家がどんな人物なのかが簡単にでも分かったのは収穫だったけれど、CDの内容を生うたで実演、というようなステージを期待していたから、ちょっと予想とちがったな、と。

いちばんの感想は…そらんちゃんが大きくなっていた!

ところで、件のCDは、西村氏による自主制作盤とのことだから、収録曲はああいうセレクトにもなろうけれど、でも、私は、金子みすゞをうたうのなら、東京みかんの最初の公演からうたわれていた「菊地慶太作曲」のほうにウエイトを置いて欲しいと思う。(今回のステージだと第二景になるのかな?)

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「演劇集団 座・東京みかん 金子みすゞを歌う」
http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20130617/p2