第82回日本音楽コンクール 本選 バイオリン部門(東京オペラシティコンサートホール)


10月27日(日)は、東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアルへ。

2013 第82回日本音楽コンクール本選会 バイオリン部門

午後4時開演。

終演は、予定どおりの午後7時。

本選会共通のプログラムは、1200円で販売。


本選出場者4名と、演奏曲目は、演奏順に下記のとおり。※印は、演奏後の審査結果


北川千紗(きたがわちさ) 1997年2月6日生まれ ※入選
ブラームス:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

辻彩奈(つじあやな) 1997年12月7日生まれ ※2位
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

  〜休憩〜

土岐祐奈(ときゆうな) 1994年9月22日生まれ ※3位
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

大江馨(おおえかおる) 1994年1月27日生まれ ※1位、岩谷(聴衆)賞
ドヴォルザーク:バイオリン協奏曲 イ短調 作品53


いずれも共演は、齊藤一郎指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


日本音楽コンクールの本選会、バイオリン部門に足を運ぶのは、第79回、80回に続いて2年振り3度目。

この本選会は、審査の結果以上に、注目の若手演奏家のヴァイオリン協奏曲を続けて聴けるのが何よりの楽しみ。


さて、今回も、当日券で最前列のセンターブロックねらいだったのだが、あれれ、最前列(1階3列)は出ていなくて、いちばんステージに近い席は3列目(1階5列)だった。昨年行かなかったら、配券の仕方が変わっちゃったのか?

午後3時〜当日券を発売との案内だったが、じっさいには、その10分前に窓口が開いた。結果的に、視界良好でソリストがよく見える席が買えたので、出かけた甲斐があった。審査会で最前列となると、聴いているほうも緊張するから、むしろ、3列目なら悪くない。

今回の本選出場者の女性奏者は、いずれも少女時代からその名が聞こえていた3名だったが、私は揃って生で見る(聴く)のは、はじめて。

北川千紗さんは割りと小柄なひと(演奏は印象に残るものだったが、審査結果を見るとさほど評価されなかったのか…)。辻彩奈さんは、小学生のときに「プレジデントファミリー」の未来の泰斗に登場したのがいまだ記憶に残っているが、いまは高校生になって感じも変わった。

前半のふたりがネイビー系のドレスでの演奏だったあと、休憩後の土岐祐奈さんは目が醒めるような赤いドレスで登場。演奏の終わり頃か、左の肩ひもが切れるハプニングに、ちょっとびっくりしたが、とくに影響はなかったみたい。土岐祐奈さんは、写真で見る以上にかわいいひとだね。音が粒立って聴こえる演奏が心地よかったが、全体に少し重たい感じもした。

辻彩奈さんと土岐祐奈さんはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を弾いたが、演奏、音色ともずい分ちがっていて、私にはそこがいちばんの楽しみどころになった。

辻彩奈さんは、楽章の間に、汗を拭いていた。そういえば、女性の3人は、ハンドタオル(?)を指揮者の譜面台に置かせてもらっていたが、大江馨さんは指揮台の端に置いていた。


聴衆の投票で選ばれる岩谷賞は、私の一票とは異なる結果だったが・・・審査結果は妥当かな。(というか、素人的にも、たとえば、女性3人のうちのだれかが1位だとしたら、ちょっと違和感があったと思うので)