めぐみへの誓い−第二章・奪還− (俳優座劇場)


劇団夜想会公演「めぐみへの誓い 第二章・奪還」(脚本・演出:野伏翔)


 参考ブログ(いっし〜の制作日記!)
 http://plaza.rakuten.co.jp/yasokai2007/diary/?ctgy=16


俳優座劇場で、9月13日(金)の昼のステージを観劇。

過去ログのこの(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20130831/p2)公演である。

2010年1月に、紀伊國屋サザンシアターで「めぐみへの誓い」のタイトルで初演され、初演の舞台はDVDが販売されてもいる。

今回は「第二章・奪還」と付しての上演。


公演プログラムは、500円。

午後2時開演。

ロビーに掲示された上演時間は、
一幕 60分、休憩15分、二幕 65分。

少し遅れて開演し、4時25分に終わった。


主な出演は・・・

原田大二郎(横田滋)、石村とも子(横田早紀江)、森本優里(横田めぐみ)、山崎尚子(田口八重子)、吉川絵里子(金賢姫)、小山やよい(横田めぐみ 少女時代)、池端昂暉(横田哲也 少年時代)、佐藤零司(横田拓也 少年時代) 他


事実をベースに、演劇的なフィクションもまじえた舞台。気持ちをあらかじめガードしてはいたが、ステージが近かったせいか、見ていて平静ではいられなくなりそうな場面も。

初演では、横田めぐみさんの少女時代を中学2年生の子が演じていたが、今回は、小山やよいちゃんなので、小学5年生。

拉致された船中のシーンまでを、初演よりも小さい子が演じているので、その分、拉致というあまりに理不尽な暴力が、日常に潜む不穏とともに、さらなるインパクトで迫って来る。
中学生を演じるには小さい子役が起用されたことで、序盤での一家5人のなごやかさが一転しての悲劇への展開は、あまりに残酷で胸を衝かれる。閉じ込められて、爪がはがれた、というあのシーンなどは、自分の爪がはがれるような緊張感を味わった。

歌舞伎以外の舞台で、池端昂暉くんを見たのは、多分はじめて。テレビは、「シェアハウスの恋人」(第4話)というのがあったけど。

佐藤零司くんは、プログラムでの紹介によれば、初舞台とのこと。




余談だが、2010年の「めぐみへの誓い」初演の舞台で、横田めぐみさん役を演じた女優さんは、その後、新国立劇場演劇研修所の研修生(第8期生)になっている。