新開場歌舞伎座のチケット


今日は、新開場歌舞伎座 柿葺落四月大歌舞伎のチケットの一般発売開始日だった。

チケットWeb松竹は、発売開始からしばらく入れなくて、午前10時半頃だと、前方席とか良席でなくてもよければ、初日以外なら、桟敷は別として、ほとんどの日程で、ほとんどの席種(第一部の安い席種はすでに売り切れもあった)が出ていた。
(入れない間に、チケットぴあで、1階6列の通路際の席をひとつ取った)

チケットの動きを見ると、第一部→第二部→第三部の順に売れている。これは、震災以降さらに顕著になったという、夜の部のチケットの売れ行きが悪いという近年の商業演劇の傾向によるのか、出演俳優や話題性もあるか。

たしかに第一部は、「鶴寿千歳」と「お祭り」で、出演者に次世代の御曹司がずらりと並び、「お祭り」は十八世勘三郎の追悼演目で一座そのままといった顔ぶれだし、さらに「熊谷陣屋」は話題の吉右衛門菊之助共演に玉三郎仁左衛門と人気役者の競演だから、さもありなん、か。

私は最初から、4月は、第二部と第三部と決めていたから、その通りに買ったけれど、売れ行きを見たら、第三部よりも第一部にすべきだったかと微妙に後悔してしまう。でも、4月は、まず、新しい歌舞伎座の1階の一等席と3階席に座ってみることが、観劇の眼目でもあるから。

この前の新聞の広告記事によれば、1階席の座席は、以前の歌舞伎座のものと較べると、幅が3センチ、前後の間隔で6センチ広くなったとのこと。([補記] 後日のニュース番組によれば、2階席の座席も同様とのこと)


4月の第三部の子役は、いずれも御曹司の出演が発表されているが、第二部の丁稚長松はだれだろう?(当初の配役は「日本駄右衛門 團十郎」だったから、部屋子くんが出ると予想していたのだけれど…)


それはともかく、4月分がこれなら、5、6月も、とくに慌てなくても、チケットが買えないということはなさそう。