第一回千之会(浅草公会堂)


7月29日(日)は、浅草公会堂へ

「第一回千之会」

を見に行きました。過去ログのこの(→http://d.hatena.ne.jp/kamuro/20120608/p5)公演です。

午後3時開演で、終演は、4時50分。途中、2回の幕間あり。

入場の際に配付されたチラシは、ファイルに入っていた(ちょっとうれしいかも)。また、二つ折りのプログラムも入場時に配付されたが、表紙の「千之会」の題字は片岡仁左衛門。主催は「千之會」と、旧字になっている。


演目は、

一、「正札附根元草摺」 曽我五郎時致:片岡千之助、小林朝比奈:中村勘九郎 (後見:片岡仁三郎中村いてう)

二、六歌仙容姿彩「喜撰」 喜撰法師藤間勘十郎、お梶:片岡孝太郎 (後見:中村梅之、片岡松寿)

三、「供奴」 奴:片岡千之助 (後見:片岡仁三郎)

長唄:(唄) 杵屋利光 杵屋正一郎 杵屋禄丈 杵屋利次郎 (三味線) 杵屋栄津三郎 杵屋勝松 杵屋弥宏次 今藤龍市郎 杵屋勝国悠
囃子:田中傳左衛門 田中傳次郎 望月太佐吉 田中傳八郎 田中佐英 小西亮平 田中傳十郎


「供奴」以外の2演目(草摺引、喜撰)は素踊り。20分前後の舞踊が三つと、肩の凝らない、気持ちのいい舞台だった。素踊りには、歌舞伎公演で見る舞踊とはちがうおもしろさがあって、とくに、「草摺引」が、よかったなぁ…。

草摺引」のあとには、ごあいさつがあった。千之助丈を真ん中に、その下手隣に孝太郎丈、上手隣に勘九郎丈の並びで、3人の口上と、続いて手ぬぐい撒き(私がいた1階後方席の近辺までは飛んで来なかった)。千之助さんは、来年、再来年、2回、3回とやりたいとの抱負を述べていた。

最後は、「供奴」が終わっても続く拍手に、千之助さんが、下手幕前に登場。

そういえば、以前には、田中傳左衛門プロデュースで「歌舞伎の未来」という公演があったけれど、そこから発展して「千之会」につながっているのかな。